こんにちは。
リハビリ職の皆さんはご自身の給料についてどう感じていますか?
十分なのか低いと思うのか。
他の業種と比べるとどうなのでしょうか。
●民間給与実態統計調査結果
国税庁が発表した「令和4年 民間給与実態統計調査結果」によると、令和4年度の1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は458万円だったようです。
ちなみに令和元年度は436万円で、令和2年度は433万と下がりましたが、その後はコロナからの回復で給与が上がってきました。
平均年収458万だとおおむね手取り年収360万円になります。
そうすると、月額手取り30万。
ボーナスなしでこの金額はいいと思うでしょうか、安いと思うでしょうか。
この30万という数字は令和4年度の二人以上の夫婦世帯の平均支出29万をぎりぎり上回りました。
つまり、サラリーマンの給料では共働きしないと貯蓄はできないということです。
平均という数字は高い人が吊り上がります。
例えば、年収200万、300万、1000万の人たちの平均年収は500万です。
このように高い人がいると高く見えます。
平均年収や平均支出は高い人たちに押し上げられている可能性があるため、実態とは少しずれているかもしれませんが、楽に生活できる数字ではありません。
●リハビリの給料はどうなの?
令和4年 民間給与実態統計調査結果によると理学療法士の平均年収は431万円。
一般的な企業水準よりも下の様です。
また、平均のため、中高年の療法士が年収を引き上げている可能性があります。
少なくとも、高給取りではありません。
実際リハビリ職の人間と話をしていても給与面は不満を抱えている人が多いです。
●他の仕事の手取りは?
こちらの図をご覧ください。
出典:https://twitter.com/ryokunblog/status/1444209209646600196
この図から分かるのは若者の多くは決して手取り年収が高くないことです。
先ほどの21万や27万に届かない人も大勢います。
日本は年功序列なので、中高年が手取りを引き上げているのかもしれません。
それでも年収458万はロマンのない話かもしれませんが。
●業種ごとに給与は大きく変わる
ではリハビリで頑張れば年功序列で給料が増えるのかというと、残酷なことにそうなるとは限りません。
日本は業種で給料が大きく変わります。
出典:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z2018/dl/13.pdf
このように男性であれば、会社員の場合は金融業が高く、飲食などサービス業が低くなりやすい傾向があります。
医療は高いですが、医者は男性が多い傾向がありますから、男性の医療部門は医者が引き上げて、高くなっていると思います。
このように日本の給料は残念ながら業種で概ね決まります。
給料アップだけを目指すなら自分の仕事を給料の高い部門に変えてしまうのが、一番手っ取り早いです。
ですが、リハビリで給料を上げたい場合は副業がおすすめです。
例えば、ココナラやクラウドワークスが副業に該当します。
どのような働き方・給与体系があうかは人それぞれです。
将来、こうしていけば良かったということがないように動くのか動かないのかしっかり判断していきましょう。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。