こんにちは。
6月は多くの企業でボーナスの時期にされています。
皆さんの企業のボーナスはどうでしたか?
今回は作業療法士の平均的なボーナスについて取り上げます。
同じような境遇の理学療法士、言語聴覚士も多いかもしれません。
●作業療法士の平均ボーナス
厚労省の令和4年度調べの作業療法士の平均的なボーナスの額は約70万。
年額70万なので、2回もらうところは1回当たり、約35万円になります。
平均年齢は34.7歳ということで、30代半ばのボーナスがだいたいこのくらいになるようでした。
では、他の職種ではどうなのか見てみます。
●30代の平均ボーナス
転職・求人サイト、dodaの令和4年度調べによると
30代の平均ボーナスは99.8万円。
これには年2回のボーナスの他に決算時のボーナス約6万円が上乗せされた金額だそうです。
職種を分けずに見ているため、どの職種が高かったのかは分かりませんが、作業療法士は全職種で見ると年代別平均より低いボーナスの職種だと言えそうです。
また、30代の平均的なボーナス支給額は月収の平均2.66ヶ月分。
この数字より上の作業療法士も多いかもしれませんが、平均月収の差などでボーナス支給額は少なくなっている印象です。
●年をとれば上がるのか
日本の給料は基本的に年功序列。
年をとれば上がっていきます。
しかし、問題は昇給率。
作業療法士は年をとっても稼げる金額に限度があり、上昇幅がかなり小さいという点が課題です。
そのため、40代と働き盛りになっても、平均年収は500万円台に届かず、給与面の低さが職業全体の平均ボーナスを下げている要因になっています。
役職などにつくなどして給与アップを図っていかないと、年をとって給与アップを待つでは厳しい状態になりそうです。
また、訪問看護ステーションや老健で働くなど介護保険分野ではボーナスなしの職場も少なくありません。
月給が高いから転職したら思わぬところでつまづいてしまうことも。
総合的に判断して現在の職場を続けるのか、転職するのか、検討する必要があります。
●勤務先の規模で給料が変わる?
職員が10人以下の職場の平均年収は431万、10〜99人の職場は431万円、100〜999人規模は417万円、1000人以上規模は473万円と続きます。
大きい規模の職場が公務員に該当するか否かで給料が変わる傾向もありますが、大きめの職場の方が将来的には高めになる傾向があるようです。
いかがだったでしょうか?
一般的な企業と比べると少ない傾向にあるリハビリ職のボーナス。
それでももらえる分はしっかりと考えて自分や家族のために使っていきましょう。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。