作業療法つぶやきブログ

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現役作業療法士(OT)のブログ。不定期週2回12時更新。カテゴリー一覧はスマホの方はページ下部へどうぞ。

【消防団】消防車買っちゃいますか? 続報

*2021年9月13日に公開した記事ですが、続報があったため、後半部分でお伝えします!

 

こんにちは。

 

官公庁オークションを皆さんはご存じでしょうか?

行政が使用しなくなった様々なものがオークションにかけられているところです。

今回はその中でも消防車両について見ていきます。

 

●官公庁オークションとは

官公庁オークションとは、行政機関(市町村などの地方公共団体や、警察、消防機関など)が出品しているオークションです。

商品の種別は大きく2種類です。

 

インターネット公売

税金の滞納者に対して差し押さえたものを競売に出します。

時計、自動車、テレビ、宝石など様々なものが出品されます。

売り上げは滞納者の税金支払いとして使用されるようですね。

 

②公有財産売却

今回取り上げるのがこちら。

消防車、救急車、身近な事務用品など行政機関が使わなくなった古い商品の出品があります。

売り上げは実施行政機関の歳入として使用されます。


では、実際に消防関連で売られたものを見ていきます。

 

三重県名張市のケース

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出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/ad6731eb2358cb2e3a1ca840d8aab96d5b9a0e60

三重県名張市では消防軽積載車2台と小型動力ポンプをオークションに出しました。

2021年10月にオークションが開始される予定です。

 

実は三重県名張市では過去にも消防軽積載車2台と小型動力ポンプ2台の出品歴があるようです。

結果は積載車は2台とも20万7000円、ポンプは3万5000円と4万5000円で落札されたようですね。

 

では、もっと本格的な消防車もあるのかというと、ありました。

次に見ていきます。

 

大分県日田玖珠広域消防組合のケース

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出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/3eb37f845326d6f86c573a04cb46928cc8493df3/images/000

大分県にある日田玖珠広域消防本部の1台の消防車もオークションに出品されることになっています。

1999年度に登録ということで、20年以上経過していますが、走行距離は2万キロにも満たないとのこと。

 

先日、9月10日には見学会も開かれたようで、参加した方は「普段乗らないものを所有できたら」と言っていたそうです。

 

価格は40万円スタートらしいので、興味のある方は覗いてみてください。

 

ちなみにはしごのない消防車であれば、鳥取県が出品していました。(2021年9月11日現在)

こちらは15万スタートとはしご付きと比べて、少しお安くなっています。

 

いかがだったでしょうか?

あくまで消防署のものをオークションにかけることが多く、消防団のものが出回ることは多くない印象です。

消防署のものは一定期間ののち、最新のものに刷新されても、消防団のものは古いものを使い続けることが多いことが出回るものが少ない一因かもしれません。

 

ですが、自治体によっては消防団でも可搬ポンプが新しくなるなどのケースもあると思います。

うちの団でもポンプの入れ替わりは過去にありました。

もしかすると、そのタイミングで皆さんの団のものがオークションに出るかもしれません。

 

興味のある方は一度覗いてみてください。

車検切れの軽トラが1000円スタートなどもありますよ。

 

●消防車売却される

最初に記事を公開してから4日後、栃木県上三川町の消防車2台が売れたようです。

中古車業者がそれぞれ45万2222円で落札したそうですね!

上記で紹介したものについてもこれくらいの金額で落札されるのでしょうか?

また続報入ればお伝えします!

 

ではでは。

【お金】岸田新総裁、医療職の待遇改善に動く?

こんにちは。

 

先月末、自民党総裁岸田文雄氏が就任しました。

そんな岸田氏ですが、医療職などの給与に関心を持っています。

どのような発言でどう変わっていくのか見ていきます。

 

●きっかけ

第27代自由民主党総裁 岸田文雄

出典:岸田文雄氏公式Twitter

 

岸田文雄新総裁が総裁選に立候補していた時の発言です。

その発言がこちら

「仕事の中身に比べて報酬が十分なのか。

政府も処遇改善に努力をしているが、まだまだ追いついていない。

介護士や看護師、保育士の給与を思い切って引き上げることをしないと現実は変わらない。」

 

こうした発言から今後、介護士など医療関係者や保育士などの待遇改善が期待できるのではないかという話が上がってきました。

難しい課題だとは思いますが、次に今出ている具体的な案について取り上げます。

 

●具体的な方法

公的価格評価検討委員会の設置

ぱっと聞くと分かりにくいですが、「医療・介護報酬の支払われ方と単価を分析する」ということです。

 

現在、病院を受診する場合、初診料や再診料、検査代やリハビリ代などがかかってきます。

介護施設では1日当たりの入所料などが決まっています。

 

これらの価格が適正なのか今後見直しをしていこうということですね。

ここから更に具体的な話については今後の岸田新総裁の腕の見せ所になってくるのでしょう。

では、もし見直され、待遇が良くなればどうなるのか見ていきます。

 

●待遇が良くなるメリット

①給料アップ

これは実にシンプルで、リハビリ職では20分あたりの価格が上がれば、売り上げが上がります。

その分のいくらかが給料に還元されれば、給料が上がります。

シンプルですが、嬉しいですよね。

 

介護士も同じで施設の入所する価格が上がれば、施設の売り上げが上がり、給料に反映されるというものです。

 

②他職種も給料アップ

医療職や保育士の給与が上がれば、日本全体の給与水準が上がります。

そうなると会社員より医療職に人が流れる可能性があります。

そうならないように一般企業が会社員の給与水準も上げる可能性が出てきます。

こうして全体として給料が上がる可能性があるのではないかということも言われています。

 

③消費が上がり、景気が回る

給料が上がり、お金があれば、貯金だけでなく、消費に回せる金額も出てきます。

活発な消費は経済を回します。

経済の好循環を生む効果も期待されています。

 

では、課題はなんなのでしょうか?

 

●課題

内部留保問題

日本企業は昔から緊急事態に備えて、企業の内側にお金を溜め込む傾向があります。

この内部留保があったからコロナ過で倒産しなかった企業もあります。

しかし、国から支払われる額が上がった時にその分を内部留保として溜め込む企業があることは間違いありません

しっかりと職員に還元されるのかは課題です。

 

②自己負担額の増加

医療・介護部門は公的なお金が動きます。

そうなると限度額があるため、医療や介護部門での利用者負担が上がる可能性があります。

 

③将来の財政への圧迫

日本は少子高齢化がどんどん進んでおり、医療費や介護費が増加しています。

現在の財政に占める割合が増加すれば、未来の子どもたちへの負担増が懸念されます。

 

④報酬の偏り

医療の市場は40兆円、介護の市場は10兆円と言われています。

財源は急には増やせません。

例えば、入所代が上がり、介護士の待遇が上がったとします。

しかし、国の財源が決まっていれば、どこかを下げる必要があります。

そこでリハビリの単価が落とされるなど狙い撃ちされれば、介護士は給料が上がったけど、リハビリは下がったなんてこともあるかもしれません。

このような偏りには注視していかないといけません。

 

いかがでしたか?

色々と課題もありますが、岸田新総裁の発言後、有料老人ホーム経営会社の株価が高騰するなど市場での期待も見えています。

リハビリの人間としては待遇が改善するのであればありがたい限りなんですが…。

動向に注目しましょう!

 

ではでは。

【作業療法】日本作業療法の日に作業療法について考える~パンフレットの存在知ってましたか?~

こんにちは。

 

この記事の公開日は9/27ですが、記事を書いている日は9/25です。

9/25は日本作業療法の日と定められています。

なぜこの日が作業療法の日と定められたのか、作業療法とはについて考えていきます。

 

●日本作業療法の日

先にも述べた通り、9/25が日本作業療法の日です。

日本作業療法士協会が設立されたのが、9/25であり、十数年前からこの日を「(日本)作業療法の日」と定めたようですね。

 

ちなみに「世界作業療法の日(World Occupational Therapy Day)」もあります。

10/27がその日に該当し、毎年テーマを決め、イベントが開催されるようです。

 

作業療法伝わるか

作業療法士の悩みの種として作業療法」とはどんなことをするのかと聞かれると答えに困るというものがあります。

実際私も迷う場面がいまだにあります。

 

ちなみにこのブログで2回目に書いた記事は「作業療法とは」でした。

駆け出しの頃の記事です。

rihaot.hatenablog.com

 

説明に悩むことが多い「作業療法」ですが、日本作業療法士協会はパンフレットを作成しています。

ご存じでない方も多いかもしれないので、紹介します。

 

日本作業療法士協会パンフレット

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出典:パンフレット・チラシ|日本作業療法士協会

このように日本作業療法士協会作業療法についてのパンフレットを作成しています。

知らなかった人も多いのではないでしょうか?

作業療法とは何なのか、作業とは何なのか、どんな場で活躍しているのかなど、色々な情報をパンフレットで紹介しています。

 

患者さんや利用者さんへの説明の1つのツールとして使用できそうですね。

 

他にも呼吸器疾患の方への支援、発達期に関わる作業療法、精神や整形への作業療法、訪問リハビリでの作業療法、住宅改修と作業療法など様々なパンフレットがあります。

出典のリンクから上の画像の出典から飛べるので、興味のある方はぜひ一度見てみてください。

 

なにかと伝えるのに苦労する作業療法

人間は歩くから何か作業をするのではなく、作業をしたいから歩きます。

老若男女全ての人間の活動全てをさす「作業」

この作業を支援できる、再建できる作業療法士という職業は私は好きです。

 

単純なマッサージ屋さんではなく、理学療法ともまた違います。

「理学」という言葉をグーグルで検索すると

1.自然科学(の中での基礎部門)。特に、物理学。
2.宋代(そうだい)、理気(=宇宙の本体とその現象)の説を唱えた哲学。程朱学。
3.哲学。

という言葉が出てきます。

 

物理学を基盤とした哲学を「理学」と考えると解剖学や生理学の知識からアプローチを考えることが多い印象の理学療法は文字通りの分野かもしれません。

 

我々「作業」療法士も文字通り、人間の活動からアプローチできるように常に考えて動いていきたいですね。

 

ではでは。

 

 

 

【消防団】割引サービスで入団者は増えるのか

こんにちは。

 

消防団員は自治体によって各種割引サービスがあります。

今回はそんな割引サービスで団員を増やそうとしているニュースについて取り上げます。

どんな割引サービスがあるのか、団員が増えるのかについて考えていきます。

 

●割引サービスにはどんなものがあるのか

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私の県でいうとこれらのサービスが存在します。

・飲食

・買物

・宿泊・旅行

・金融・保険

・美容・健康

・娯楽

・スポーツ・学習

・不動産

 

どうでしょうか?

意外と色々なサービスが存在し、私の県では1300超の企業が協力店舗として載っています。

企業といっても重複しているところも多く、例えば、同じ市内でもどちらも同じ名称で場所が違うだけのスーパーA店とスーパーB店も2店舗としてカウントされています。

金融や保険ではJA共済がかなりの数を稼いでいたりします。

 

内容は

・スーパーで5%割引

・飲食店でドリンクサービス

・旅館で入湯料無料

・美容院で100~500円割引

・ローンの金利手数料引き下げ

・アパートの入居時の諸経費一部免除

などなど多岐に渡ります。

 

 

●割引サービス協力店舗数(山梨県の場合)

山梨県では協力する事業所数が少しずつ拡大しているそうで、県内の協力店舗数は今年4月現在、約800店舗あるようです。

県側としては団員のメリットのみならず、企業の集客効果や地域貢献、イメージアップなど事業所側のメリットも前面に出すことで協力を募っているようですね。

 

●割引サービスで団員は増えるのか

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増えない

私自身はこう感じます。

 

都会の状況は分かりませんが、まず、私の様な田舎の分団では協力してくれる店舗数が圧倒的に少ないです。

協力してくれている企業は数十件ありますが、ほとんどが金融業でローンの引き下げです。

つまり、日常で使える部分がかなり限られています。

 

また、買物にしてもスーツ販売店など、日用品と比べて頻繁に購入する企業ではないことで利用することを忘れてしまうことも多いです。

スーパーで対応している店もありますが、市内にあるスーパー十数件の中の一店舗のみというような状況になってしまっています。

 

つまり、よほど外食をしたり、特定のスーパーで買い物をしたり、頻繁にスーツを買い換えるなどする方以外は利用する機会すらないのです。

自治体によって差はあると思いますが、こういった自治体もある以上、割引サービスを取り入れたから団員が簡単に増えるとは考えられません

 

私の自治体では割引サービスを使った団員はレアもの扱いです。

それくらい団の中でも利用率は低いです。

 

また、コロナ過で活動が減少していますが、一番の問題は拘束時間の長さを上げる人が多いです。

操法大会の練習などですね。

こちらもご参照ください。

rihaot.hatenablog.com

rihaot.hatenablog.com

 

コロナが落ち着いたときにこうした活動をどう変え、イメージを変えていけるかが、1つのポイントになると思います。

 

消防団として活動するのに必要なスキルを磨く。

そのために最低限度何が必要なのか。

それを考える中で、各自治体が活動内容を実践的なものに変えていってもらえればと思います。

 

ではでは。

【池袋暴走死傷事故・追記】禁固5年確定~最後まで自分の過失は認めず~

*この記事は2021年9月3日に投稿し、9月20日に一部修正、中盤から追記したものです。

 

こんにちは。

 

2021年9月2日、東京地裁にて池袋暴走事故の加害者、飯塚被告に禁固5年が言い渡されました。

求刑は7年でしたが、過去の判例のように引き下げられての判決となります。

裁判長がどう断罪としたのか見ながら、書いていきます。

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●裁判長から

まず、判決では車の過失はなく、飯塚被告の一方的な過失と認定しました。

過去にもメーカーや検察官など様々な人たちが車の過失はなかったことを客観的な証拠を用いて論じました

トヨタに至っては公式に声明も出しています。

rihaot.hatenablog.com

 

飯塚被告は一貫して車の不具合による事故で、自分の過失はないとしていましたが、完全に否定された形となります。

 

他にも、「事故により、母子の尊い命が失われた。事故により突如として将来の希望や期待を絶たれ、愛する家族と永遠に別れなければならなかったものであり、その無念は察するに余りある」と述べています。

 

更に、納得したのであれば、過失を認め、被害者やその遺族に真摯に謝ってほしいともしています。

この言葉は届いたのでしょうか?

 

●松永さんの言葉

ご遺族の松永さんは命の戻らない虚しさを感じながらも、前を向いて歩いていくきっかけにはなったと語っています。

そして、2人の命と向き合ってほしいとしながら、今が過ちを受け入れた上で謝罪するラストチャンスと述べられています。

 

ここで、自分が悪かったとして初めて表面上でなく、真摯に亡くなられた2人、被害にあった方々、ご遺族にちゃんとした謝罪を述べることができるのか、注目したいですね。

 

私が一人の作業療法士として、松永さんたちの会見で印象的だったのは、高齢ドライバーの運転についても述べられていたことです。

その中で、田舎の高齢者など運転せざるを得ない高齢者についても述べられていました。

 

今回の事故の後、ヤフーのコメント欄などでは年齢による運転免許の一律返納を推す意見も多く見られました。

しかし、私も田舎の人間として運転がないと生活が成り立たないことも分かります。

 

松永さんは一律にどうするではなく、都会のようにインフラ整備が整っていない田舎ではどう対策していくのか考えていくべきだと述べていました。

まさしくその通りだと思います。

大きな社会問題となったこの事故から社会全体が高齢ドライバーという課題について考えていけるようになるといいですね。

 

●飯塚被告は禁固5年を受け入れる

禁固5年の判決は出ましたが、飯塚被告サイドは納得がいかなければ、「控訴」という手が残っていました。

控訴を行えば、高裁、上告まですれば最高裁まで裁判が続く可能性がありました。

しかし、飯塚被告は控訴せず、今回の判決を受け入れました。

 

判決後、気になっていたのは

民事訴訟

②瑞宝重光章

この2点です。

 

まず、①なのですが、過去にも取り上げました。

rihaot.hatenablog.com

「控訴しない=罪(過失)を認める」となれば、民事裁判でも間違いなく不利になると思われます。

 

続いて②のいわゆる勲章です。

勲章は勲章褫奪令(くんしょうちだつれい)によって、「刑期を問わず懲役の実刑か、禁錮3年以上の実刑」となれば、剝奪されるそうです。

長年勤めあげてきてもらった勲章。

おそらく、誇りに思っていたことでしょう。

それを90歳にして剥奪されることに耐えられるのか。

裁判中の態度からここに疑問を持っていましたが、飯塚被告は勲章褫奪令も受け入れる姿勢を示しました。

 

これら2点の不安要素はありましたが、判決を受け入れました。

今後の民事裁判に影響を与えることは間違いないでしょうし、勲章というプライドを捨てることも受け入れました。

 

相変わらず、反省の弁で「自身の過失」は認めていませんが、一定の反省は示したのでしょうか

 

●私の感じたこと

この2年5ヶ月、理不尽な現実・主張に耐え続けてきた松永さんらご遺族の心情は筆舌に尽くしがたいと思います。

今回の判決で刑事裁判が終わり、松永さんらご遺族や被害者の方々が少しでも前を向いて進めることを願ってやみません。

 

事故当時、小さかった私の娘はもう2歳を折り返し、3歳へと向かっています。

今、子どもに先立たれるなど考えたくもないですし、想像もできません。

妻と娘がいる私だからこそ、凄まじい試練に立ち向かう松永さんを支援したいと思い、公判などを取り上げてきました。

ニュースを見ている私でさえも長い期間でしたし、ご遺族にとっては更に長い時間だったかと思います。

本当にお疲れさまでしたとお伝えしたいです。

 

最後に松永さんのブログにあった飯塚被告へあてた言葉です。

私にこの先何年も、人を恨み続ける道を歩ませないで欲しい。2人の愛してくれた、私らしい私でいさせて欲しいのです。」

 

この言葉は本当に被告に届いてほしいです。

松永さんたちに少しでも落ち着いた日々が戻るよう、被告には罪と向き合ってほしいです!

 

●最後に

裁判では様々なことを訴えていた松永さんや奥様のお父さん。

判決が確定したことで、裁判後の記者会見は最後になるかもしれないそうです。

 

今回、被告が求刑7年だったことに対して5年と減刑されたのは社会的な制裁があったからという理由でした。

事故のあと被告のもとには脅迫状が届いているほか、自宅付近で被告を非難する街宣活動があったそうです。

社会的に大きな注目度があった事故とはいえ、これらの行き過ぎた言動が減刑の1つの理由となってしまったかもしれません。

言いたいことは分かります。

ですが、脅迫状などは犯罪行為ですし、決して許される行為ではありません

 

当事者でない人間の行き過ぎた行為で被害者たちが望む求刑がされない。

こうしたケースを作らないために1人ひとりが気を付けていかないといけません

 

今後、民事訴訟などは続くのかもしれません。

刑事裁判は終わりましたが、事故で亡くなられた松永真菜さん、莉子さんは帰ってきません。

被害者の方にとって一生取り戻せないことも多くあります。

ですが、1つの区切りとして松永さんらご遺族や被害にあわれた方々が少しでも前を向いて、少しでも何気ない日常を取り戻してくれることを願っています。

 

最後に刑事裁判終了後、松永さんが最後に述べられた言葉で終わりたいと思います。

ぜひ読んでみてください。

二人に出会えて本当に幸せでした。たくさんの愛をくれてありがとう。心から愛しています。 「交通事故をひとつでも減らせたよ」と二人に胸を張って天国でいつか言えるように生きていきます。これからは、ふたりの愛してくれた自分らしく生きていきたいと思います。

これまで応援をしてくださった皆様。私たちを支えてくれた支援者の皆様。懸命に捜査をし てくださった警察と検察の皆様。共に戦ってくれた家族や友人の皆。心から感謝しております。本当にありがとうございました。

 

全文はこちら

池袋暴走死傷事故 遺族のブログ

 

 

ではでは。