作業療法つぶやきブログ

作業療法つぶやきブログ

現役作業療法士(OT)のブログ。月・水・金12時更新。カテゴリーについてスマホの方はページ下部へどうぞ。

【消防団】操法大会 練習

こんにちは。

 

先日、消防団操法大会について取り上げました。 

rihaot.hatenablog.com

 

 

今回は操法大会に向けた練習について取り上げたいと思います。 

まず、大会は全国、県、市町村もしくは各分団というように規模が分けられます。いずれの練習も寝不足必至です。

f:id:rihaot:20210130234345p:plain

まず、一番小さな規模の市町村もしくは各分団での大会ですが、私の地域では開始2~3ヶ月前から週2~3回練習が開始されます。練習時間は20時もしくは21時から約2時間となっています。

地域によっては17時スタートもあるそうなので、自営でない方は早退など利用して練習しているのかもしれませんね。土日に練習しているところもあり、OBが来て、本気で練習しているところは休日が1日つぶれるところもあります。

かなり負担としては大きいです。平日に行うと次の日の仕事は眠いですし、時間的な制約も大きいです。選手に選ばれると休めませんし、団の中からも不満の声が多いです。

 

続いて県大会の練習があります。これは市町村もしくは各分団での大会終了後から開始されます。

選手として選抜されると市町村での大会と同じように開始2~3ヶ月前から週2~3回練習が開始されます。練習時間もほぼ同様で2時間程度が多いです。また、選抜メンバー以外についてもホース巻きといって選抜メンバーの行った練習の後片づけ及び準備で招集されます。

つまり、県大会になっても全団員が負担を強いられます。選抜メンバーは練習を休めないので、更に負担を強いられます。

 

もし県大会で良好な成績が残せれば、今度は全国大会があります。全国大会と県大会は同年には出場しないことが多いですが、練習は県大会と同様の形で練習を行います。

隔年で全国か県かどちらかの練習を強いられる状態ですね。

 

こうやって見ていくと操法に関連した練習は年間4~6か月あります。期間はどれだけ分団として力を入れているかで違いはありますが、拘束される期間はかなり長いですよね。

 

県大会レベルとなるとやっているメンバーの動きはかなり完璧に見えます。市町村レベルでも練習しているので基本が出来上がったところから行うと一か月もあれば、かなり形が仕上がります。また、練習も分団長などからの注文がない状態でも繰り返されますが、2時間もいらないことが特に後半の練習では多いです。

消防団特有の休憩時間の長さも相まって2時間を超えての練習もざらにあります。

 

そんな中、操法大会への不出場を決める団が現れました

茨木県下妻市消防団です。

 

   

 

 

NHKの取材に対し、安達政男分団長は「団員の確保が本当に大変な状況が続いている。早めに手を打たないと大変なことになる。」としています。

つまり、操法大会の練習は団員への負担が大きく、新入団員が入ってくれない一因として認識し、行動にうつしたわけです。

 

選抜メンバーとして県大会に出場した方のインタビューもあり、最高の仲間と出会えたことや火事の現場で意思疎通がしすくなったという話もありました。一方で家族にも負担を強いてしまい、夫婦げんかも増えたようです。

下妻市消防団のアンケートでは9割以上が不参加に同意したそうです。団員の中でも不要と考える人は圧倒的に多いようですね。

 

安達分団長としても苦渋の決断だったと話されていましたが、今後の団存続のために判断を下されたそうです。

 

前にも書きましたが、機械やホースなどの操作方法は絶対に知っておくべき事柄です。これらについて学び実践する機会は必要と思います。しかし、そこに対して操法大会が本当に適したものになっているかということには疑問を覚えますし、アンケート結果からも多くの方がそう思っているようです。

 

昨年、コロナウイルス感染症が蔓延し、操法大会が中止されました。しかし、今年は開催することを明言している団もあります。

昨年度の中止はいい機会だったんじゃないかなと思います。もし、中止で火災現場で活動ができなければ操法大会に意味はあったのかもしれません。ですが、活動できたのであれば、操法大会に意味はなかったのかもしれません。

現状を踏まえ、どうしていくべきか、歴史や伝統にとらわれず、考えていってもらいたいです。

 

ではでは。