こんにちは。
私たちの生活に根付いたリモート。
リハビリや他の学会もリモートで行うものが増えました。
今回はリモート学会や研修会のメリット、デメリットについて考えます。
●メリット
まずはメリットを3つ挙げます。
①地方からでも参加しやすいく、移動や宿泊などの時間やコストの削減ができる
勉強会や学会は都市部で行われることが一般的。
そうなると地方にいるセラピストは移動に時間がかかります。
また、高速代や電車代、ホテル代など様々な費用が掛かり、そこが厳しいので、参加できないという事も少なくありません。
こうした金銭的、時間的なデメリットを消してくれるオンライン研修や学会は地方のセラピストにとって大きな味方です。
②時間の都合が付けやすく、育児をしながらでも参加しやすい
セラピストは若い人が多く、小さな子どもがいる家も珍しくありません。
そうなると、休みの日中は家族サービスで家を空けられない人も多くいます。
夜なら話は聞けるけど、昼間は難しいという人も少なくないはず。
そういった時にリモートであれば、アーカイブで視聴するなど、子どもが寝静まった時間帯に見ることができます。
これは子育てを理由に勉強できないという方にとって非常にありがたい面です。
また、何度も視聴できるので、繰り返し勉強できるというメリットもあります。
③あらゆる講座を聞ける
学会に参加したけど、聞きたい講座が被ってしまったなんてことは少なくありません。
両方聞きたいけど、優先順位をつけて片方を聞くという経験をしたことがある人も少なくないはず。
また、会場の移動により、最初が聞けなかったなんてことも多くありました。
しかし、リモートではそういったことがなく、自分の聞きたいものを重複せずに聞くことができます。
では、デメリットはどのようなものがあるでしょうか?
●デメリット
①議論が行いにくい
デメリット1つ目は議論がしにくいこと。
録画で発表してくれたものに質問はできますが、リアルタイムのやり取りができないこともあります。
そうなると疑問が解決されないまま何日も悶々とする日が出てきます。
他の人の質問を聞いて新しい学びが生まれる機会も減ってしまいました。
②雰囲気がつかみにくい
リアルタイムで参加した時に、リモートでは会場の雰囲気を微妙にとらえきれないことがあります。
すると、質問しにくかったりして、不完全燃焼で終わってしまう事も。
会場の周囲の人とも話せないので、新しい人材ネットワークが築きにくいこともリモート特有のデメリットです。
③実技を伴う講座が実施しにくい
リハビリでは実技研修も多くあります。
しかし、リモートでは実技はできません。
もちろん、講義の中で実技をしてもらえることはありますが、実際に体験するのはリモートでは難しく、すぐに実践しにくいことがあります。
会場でないと味わえないハンドリングなどはリモートではどうしようもありません。
いかがだったでしょうか?
メリット・デメリットはありますが、私のような田舎の人間はリモートで参加しやすくなりました。
今後も、リモートと現場の共存を期待してやみません。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。