こんにちは。
新型コロナウイルスは世の中の様々なことを変化させました。
その1つがリモートでの勉強会や学会。
今回は改めてリモート勉強会や学会のメリットやデメリットについて取り上げます。
●メリット
①どこからでも参加できる
勉強会の多くは都市部で開催されます。
例えば、東京、愛知、大阪など都市部での開催は多いですが、どこかの県の田舎の方の市などでは交通の便が悪く、参加者も集まりにくいことから開催されることは少ないです。
つまり、田舎在住のセラピストは移動に時間がかかります。
私も勉強会のたびに1時間半~2時間はかかることがほとんどでした。
ですが、リモートでは自宅からも参加できます。
移動に時間がかからないため、1時間~2時間程度の勉強会隙間時間に参加できるなどできるようになりました。
また、平日の夜に開催される勉強会に参加しやすくなった人も多いでしょう。
②交通費がかからない
田舎から都市部への交通費は大きいです。
勉強会代1万円強に5000円程度の交通費がかかり、1回当たり2万円近くかかることも少なくありませんでした。
リモート勉強会でこの交通費がなくなったのは大きいです。
全体の出費のうちの3分の1~2分の1が減ったと思うと大きいですよね。
会場の使用代がなくなったことで勉強会代が安くなった部分もあり、メリットは交通費だけにとどまらないこともあります。
③リアルタイムより多くの演題を聞ける
作業療法学会などの日程は現地開催では参加できる発表が限られます。
聞きたい演題が同じ時間になっているというのも学会あるある。
ですが、リモートであれば、開催期間中に聞けることが増えました。
今までは泣く泣く断念するしかなかった演題を聞けるようになったのは大きなメリットです。
リモートで質問もいつでも送れるようになったことで質問しやすくなったと感じている人は少なくないでしょう。
●デメリット
①旅行気分で参加できない
勉強会の醍醐味は遠方への移動にある時もあります。
ちょっとした旅行気分で参加していた人も多いのではないでしょうか。
私自身、遠方へ出かけてお土産を買ったり、おいしいものを食べました。
ですが、リモートではそれもできません。
日曜日に勉強兼旅行をできないのは少し寂しいですね。
②実技系研修が参加しにくい
県境をまたぐことが難しく、実技系研修が参加しにくくなりました。
リハビリの実技はどうしても身体接触を伴う距離で行うことが多いため、あまりコロナ過で参加しにくいことがあります。
他県の人と接することも多くあるので、コロナウイルス流行期には職場から止められていた職場もあるのではないでしょうか。
③パソコンの前だと集中できない
実際に目の前で講義を聞くのと、パソコンの前では集中力が変わります。
もちろん、変わらない人もいますが、自宅でパソコンで受けるのと、目の前に講師の先生がいるのでは気分も変わる人も多くいるのではないでしょうか。
●メリット、デメリットどちらが大きい?
田舎の人間からするとメリットの方が大きいと感じています。
特に移動が減ったことで、小さな子どもがいても参加しやすくなった方は多いのではないでしょうか。
完全に世の中はコロナ前に戻りませんが、リモートと会場の勉強会それぞれにメリットを活かしながら新しい勉強会の形を作っていってほしいです。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。