こんにちは。
ハードルが高いと思われやすい学会発表。
やる意義を感じにくい人もいるはず。
そんな学会発表のやる意義について鳥取県理学療法士協会が取り上げたので見ていきましょう。
●学会発表をやる意義
仕事をする上で理学療法士、作業療法士、言語聴覚士はこのような不安にかられたことがあるかもしれません。
・普段⾏っている臨床が果たして正しいのか分からない
・職場以外の⼈からも意⾒を聞いてみたいけど、繋がりがない
・将来、理学療法⼠としてやっていけるのか不安
このような不安が出てくると、毎日の仕事にも自信がなくなります。
そして、そのまま離職といったケースに繋がることもしばしば。
そこで、こうした事態を防ぐ1つの方法が「学会発表」と言われました。
学会発表をするには考えながら、「経験」や「経歴」を積む必要があります。
考えて仕事をし、患者さんや利用者さんになにかを提供できた場合、「⾃分は○○ができる」、「⾃分はPTの仕事が向いている」と感じられます。
この自己肯定感が学会発表をする最初の意味合いです。
学会発表というと他人の悩みを解決したり、エビデンスのための根拠の1つにしないといけないと感じる人もいますが、「学会発表は不安や悩みを解決するツール」として考えるとことでハードルが下がり、自分の未来にもつながるとされています。
●もう1つの効果
学会発表で得られる効果。
それは仲間が見つかることです。
学会発表の準備を通して職場の人とより深く関わることができます。
学会発表の場では新しい意⾒や仲間と出会うことができます。
それが刺激となり、次の行動にも移せます。
好循環ができれば、モチベーションが上がり、毎日が充実するかもしれません。
●まとめ
島根県理学療法士協会の言葉をお借りしてまとめとしたいと思います。
①理学療法士としての働き方や生き方を示し、将来を彩るための「羅針盤」となる
②出会いという出来事が新しい刺激となり、新たな彩りを与えてくれる
学会発表は準備にも時間がかかり、大変です。
普段の臨床に加え、多くの時間をとられ、決して楽なものではないかもしれません。
ですが、自分の不安を取り除き、仲間を作れるのはメリットです。
また、仲間ができれば、転職でも動きやすくなるかもしれません。
1つの病院などで働く予定がないのであれば、色々な繋がりを求めて動いていくのも自分の将来につながる可能性があります。
自身がどう感じ、どうしていくか。
これを契機に考えたいですね。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。