こんにちは。
2024年1月22日、訪問看護2024年度介護報酬改定単価が発表されました。
訪問看護ステーションからの訪問リハビリは予想に反して単価が上がるかと思いきや、そうではないようです。
●訪問看護ステーションからの訪問リハビリの単価
20分あたりのリハビリ単価はこのように変わります。
訪問看護(要介護):293単位→294単位
介護予防訪問看護(要支援):283単位→284単位
わずか1単位とはいえ、微増となりました。
多くのステーションは40分訪問が多いかと思われますので、40分間ですと、1回の訪問当たり、2単位増加となります。
しかし、看護師との供給のバランスを考えないと減算がありました。
●新たなる減算
出典:https://www.pt-ot-st.net/index.php/topics/detail/1557
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の訪問回数が看護職員の訪問回数を超える場合、8単位の減算となりました。
また、緊急時訪問看護加算、特別管理加算及び看護体制強化加算を取得していない場合も同じく8単位減算となります。
これは今までと同じく、リハビリ主導の訪問看護ステーションの締め出しが続くという事です。
要介護の方であれば、1回あたり286単位となりますから、約2~3%今までより減算される計算となってしまいます。
予想はしていましたが、厳しいですね。
さらに要支援の方についてはより厳しくなっています。
こちらも要介護と同様の状況であれば、8単位減算ですが、さらに12か月を超えてくると、15単位の減算となりました。
図はこちら
減算の額からいってかなりのダメージを受けるところも少なくないかもしれません。
●要支援は1年未満しかとらない?
前回の改定時、要支援の60分介入が大幅減算となると、多くのステーションが60分介入を停止しました。
私の勤務するところもそうです。
今回は要支援者の減算が大きいため、1年以上リハのみで介入する方を終了とするステーションも増えてもおかしくありません。
また、リハビリの1回が20分あたりなのか、1訪問当たりで計算されるのか、その計算方法にも確認していかないといけません。
今後の動向に注視していきましょう。
私たちの働き方に大きく関わる医療・介護保険の改定。
どのような形で決定してくるのか、今後も注意していかないといけません。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。