こんにちは。
ご利用者が自宅退院する時に大きな課題となるトイレ。
ポータブルトイレを導入しても誰が片付けをするのかで悩まれる家もあるかもしれません。
そんな悩みを解決するかもしれない水洗式ポータブルトイレをご紹介します。
●ポータブルトイレの悩み
①排泄物の臭い
ポータブルトイレを使用する方は基本的に排泄物の後処理ができない方が多いです。
家族さんがいてくれる環境であればいいですが、そうでない環境の方が多いのも事実。
ポータブルトイレの中の排泄物を長時間残しておくと、臭いが室内に充満する原因になってしまいます。
また、排泄物の入ったポータブルトイレを掃除する時の臭いも、介護をする人には負担になりやすいと言われています。
②ポータブルトイレ自体に染み付いた臭いと汚れ
ポータブルトイレを長期間使っていると、掃除をしていても汚物が触れるプラスチック製のバケツに目には見えない汚れが蓄積されます。
すると、その汚れが臭いの原因になることも。
また、ひじ掛けやフタの裏などにも汚れが残り、臭いの原因となることがあります。
③ベッドや床に染み付いた臭いと汚れ
ポータブルトイレでのパンツの上げ下げは時間がかかります。
時間がかかると、パンツをおろす時に少し出てしまったり、座る直前に腹圧がかかると少しだけ尿が出て床を汚してしまうことがあります。
こうした汚れを拭き残してしまうと臭いの原因となるため、注意が必要。
また、部屋にこもった臭いで、壁やベッドなどに臭いが染み付くことがあります。
では、こうした悩みを解決するかもしれない「ポータくん」をご紹介します。
●ポータくん
出典:https://www.atpress.ne.jp/news/141167
ポータくんは「水洗式ポータブルトイレ」。
文字通り、流せるポータブルトイレで今までのように排泄物が残ることはありません。
流すのも足元のボタンを踏めば後片付けしてくれるので、姿勢を大きく変えて流すレバーを操作する必要はありません。
排泄物を流せるため、従来のポータブルトイレでの困りごとを大きく減らせます。
また、ベッド横に排泄物を1日中残しておくこともなくなるため、今までよりポータブルトイレを使用するのに抵抗があった方も導入がしやすくなりました。
水が流れる仕組みはこのような給水と排水のホース。
出典:https://www.am-co.co.jp/pota-kun/
これらを使うことで水洗式を実現したようです。
●値段
気になるお値段ですが、税抜きで298,000円。
洗浄便座付きは348,000円となっています。
自治体によっては福祉用具購入の対象商品となっているそうですが、全てを補えるわけではありません。
工賃も含むと、数十万円の出費となります。
それでもトイレを自分の思う形に近づけるのは日々の生活でも重要なこと。
気になる方は検討してみてもいいかもしれません。
いかがだったでしょうか?
お金はかかりますが、水洗式の方が気が楽というかたもいるかもしれません。
うまく使えるものは使っていきましょう。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。