作業療法つぶやきブログ

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現役作業療法士(OT)のブログ。不定期週2回12時更新。カテゴリー一覧はスマホの方はページ下部へどうぞ。

膝が痛くなると~実体験をもとに~

こんにちは。

 

突然ですが、左膝に炎症が起こり、曲がらなくなりました。

2~3日で症状は改善したのですが、膝が曲がらない、歩くときに痛みがあると本当に困ることを体感しました。

普段リハビリで膝痛の方とも接するので、経験するのは大事ですね。

経験したことを今回は記事にします。

 

●歩くこと、段差が苦痛

膝は立って移動する以上、基本的には使用します。

普段使用する部位にどう頑張っても痛みが出るというのは非常にしんどいですね。

めちゃくちゃ脚をぶん回して歩いてました。

骨盤を挙上して脚が上がらないための代償動作もかなり用いていましたね。

 

また、普通に歩けないのはエネルギーが余分にかかって疲れやすいです。

右脚にも負担がかかっていたので、右脚も痛くならないか不安でした。

これが数ヶ月続くなら右脚も痛めていたと思います。

 

階段も両足で一段ずつ上り下りしないと無理でした。

リハビリでよく言う「良い方から上って、悪い方から降りる

これの大切さが体感できました。

これ通りにしないと痛くて動けなかったので。

 

体位変換が苦痛

動くのがしんどいから寝ようとしても膝の角度に制限があり、痛かったのでゆっくり寝られません。

ベッドに寝転ぶときも股関節伸展(脚が後ろに引ける)がはいると痛みが増したので、枕の位置を反対にしました。

動けないし、眠れないので大変でしたね。

 

また、寝返りが大変でした。

膝の角度を変えずに寝返るというのはなかなか至難の業です。

寝返れても安楽な姿勢になれないです。

クッションを入れたり色々しましたが、安楽な姿勢が見つからず、難渋しました。

 

●トイレがやりにくい

まず、立ったまま行うのがしんどいです。

私の場合は直立不動なら良かったのですが、右脚に体重を乗せると左膝の内側に痛みが出ました。

直立不動で1分立つのも地味にエネルギーがいります。

 

では、座ってすればいいのではないかという話ですが、曲げると痛みが出るのでこれも苦痛でした。

うちはトイレが狭いので、脚をトイレの外に出しながらしていましたね。

 

また、脚を出すと真っ直ぐ座った場合と比べておしりの角度が横にずれます

地味にこの角度のズレが排泄時にはやりにくさを助長します。

大きい方は大変です。

おそらくお尻をずらして座るなど体験してもらえれば分かってもらえるのではないかと思います。

 

●着替えに難渋する

特に足先が辛く、ズボンや靴下で難渋しました。

普段はソックスエイドを作る立場なのですが、誰かに作ってほしいと思いました。

 

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サイドブレーキが大変

私の車、足元のサイドブレーキだったんです。

サイドブレーキ解除が特に大変で、解除後はサイドブレーキが手前にくるんですよね。

押し込めばそこで離せばいいのですが、手前に来られると脚を曲げてどかす必要があるので激痛でした。

特に坂道は左脚が素早く動かないので、車が動いて大変でしたね。

 

以上が自分が経験し、感じたことです。

どれだけリハビリで関わっていても、いざ当事者にならないと分からないことがあります

大変でしたが、今回の経験も活かしながら利用者さんにも接していきたいと思います。

皆さんの経験などもあればコメントで聞かせてください。

 

ではでは。