こんにちは。
リハビリの職員は若い人が多いなんて言われることありませんか?
実際、私の周りも若い人が多く、30代の私より年下のセラピストも多くいます。
今回は実際、作業療法士の年代はどうなっているのかについて取り上げます。
●作業療法士の年齢層
2018年のデータによると作業療法士の平均年齢は男性34.7歳、女性は34.1歳となっています。
最も多い層は26~30歳で23.4%になり、続いて、31~35代が22.2%と続きます。
一番若い層の21~25歳は15.4%で、36~40歳の17%より少ないんですね。
これは大卒であれば就職時に22歳になることから、21歳や22歳の人数が少ないことで年齢層の割合も少なくなっていると思われます。
反対に2018年3月31日調査時点で61歳以上となっている方は全体の0.7%しかいません。更に、50歳代で全体の4.5%、40歳代後半は全体の5.5%しかいません。
40歳までの療法士が8割近いを占めているということで患者さんや利用者さんに若いイメージを持たれているのかもしれません。
●看護師の平均年齢
職種として歴史が長い看護師も見てみました。
すると、看護師(2016年調査)の平均年齢は38.9歳。
リハビリよりは少し上ですが、こちらも平均年齢は30代と若いようです。
●若い職員が多い理由
若い理由、それは養成校が乱立したことが一因として考えられます。
特にリハビリでは養成校が爆発的に増加し、この20数年で大きく増加しました。
こうした背景があり、若い世代の増加は今後も続くと思われます。
年間4000から5000人が誕生する作業療法士。
もし療法士の数が飽和してくるなら国家試験の難易度や現場で働く人間の数が調整され、若い療法士の割合がすくなる日が来るかもしれません。
そうなった時に不要とならないようにリハビリ業界のエビデンスを高めたり、自身の価値を高めておきたいですね。
勉強して自身の価値を高めることは患者さんや利用者さんのためにもなります。
それでは次回の記事でお会いしましょう。