こんにちは。
ケアマネージャー(以下、ケアマネ)のR2年2月時点の平均年収が三菱総合研究所から発表されました。
今回は、リハビリ(作業療法士)との年収を比較しながら、ケアマネへの転職はありかについて考えていきます。
尚、あくまでお金の話だけであり、仕事の内容ややりがいについては考慮しません。
どちらも魅力的な仕事だと思うので、あくまでお金だけの話です。
ではいきます。
●ケアマネの年収
月給・常勤で働くケアマネの平均給与は
「33万660円(2020年2月時点)」
となっています。
対象者のケアマネ勤続年数は平均8.8年です。
この調査での給与は半年ごとにボーナスがある場合は一ケ月単位で各月に振り分けられています。
また、社会保険料などが引かれる前の額であり、手取りではありません。
以上のことから 年収を計算すると
396万7920円となります。
また、月給・常勤で働く主任ケアマネの平均給与は
「35万1480円(2020年2月時点)」です。
同様に年収に換算すると421万7760円です。
では、リハビリはどうなのか次に見ていきます。
●リハビリ(作業療法士)の年収
できる限り同年代で比べたいので、ケアマネの平均継続年数と同じような年代で比較します。
ケアマネは医師、看護師、リハビリ、柔道整復師、栄養士などの医療従事者を5年以上かつ900日以上経験することで初めて受験できます。
仮に21歳で医療従事者になったとしても5年働くので、受験するして働き始めるころには20代後半となります。
更にそこから8.8年勤続するとなると、30代半ばになります。
このことから作業療法士についても30代の平均年収で比較したいと思います。
マイナビ調べによると、30代の作業療法士の平均年収(平成28年)は
「男性…449.5万円、女性…412.5万円、平均すると431万円」
このようになります。
職場環境にもよると思いますが、主任のケアマネに近い水準で給料を貰えているところが多いようです。
●リハビリ→ケアマネの転職はありか
「なし」
これが結論になります。
調査で出ている単純なお金の話だけでいえば、転職はあまり期待できないかもしれません。
ただし、単純なお金の話ではということにも注意が必要です。
例えば、リハビリ職は土日休みの職場がケアマネと比べると少ないかもしれません。
一般企業であれば、土日は平日よりお金が出るところもありますから、結果的に割安な働き方をリハビリはしているかもしれません。
また、勉強会や臨床業務などが忙しく、時間単価(時給)でみるとケアマネの方がいいかもしれません。
職場によって働く環境が色々ですが、もう少し踏み込んでみていくと、実はケアマネの方が良かったということもあるかもしれません。
以上、お金から考えられる部分について考えてみました。
お金だけでなく、仕事内容などについても考えていくと、どちらも対象者の生活に深く絡んだいい仕事だと思っています。
やりたい方をやる
色んな部分を考慮するとこうなると思います。
どのような道であっても振り返った時に後悔のない仕事ができるといいですね。
明日は不定期更新としてコロナワクチン接種2回目の経過を上げます。
ではでは。