作業療法つぶやきブログ

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現役作業療法士(OT)のブログ。不定期週2回12時更新。カテゴリー一覧はスマホの方はページ下部へどうぞ。

【仕事】理学療法士とプロ野球育成選手選ぶのはどっち?

こんにちは。

 

2022年、プロ野球ドラフト会議で理学療法士を目指す若者が育成選手として指名されました。

今回はその水口選手を取り上げ、理学療法士と育成選手どちらが良いのか考えてみます。

 

●水口創太選手

京大の152キロ右腕・水口を鷹が育成7位指名 194センチの長身…同大学から8年ぶり | Full-Count

出典:https://full-count.jp/2022/10/20/post1297222/

水口選手は京都大学医学部人間健康科学科に在籍する23歳の大学4年生。

理学療法士を目指し、実習などを行いながら、野球にも勤しんでいました。

150キロ台のストレートにフォーク、スライダーを織り交ぜる右腕で194センチの長身も魅力的な本格派の投手です。

 

京都大学野球部の監督はかつてソフトバンクに在籍した近田怜王。

近田は「伸びしろがたっぷりな投手だと思っている。そこがソフトバンクと合っていると考えていた」と水口を評価しています。

 

そんな水口はソフトバンクから2022年育成ドラフト7位で指名されます。

理学療法士の勉強を生かして、スケールの大きな選手になりたい」と語る水口は投球障害関係の卒論を書くなど、野球と勉学の両方をこなしてきました。

 

育成であればどうするのかまだ結論は出ていませんが、京都大学史上2人目かつ理学療法士プロ野球選手が誕生するかもしれません。

 

では、理学療法士と育成選手の年収(年俸)はどうなのでしょうか?

 

理学療法士と育成選手の年収(年俸)

2021年の理学療法士の平均年収は30代半ばで約418.9万円

若い時期の年収は勤務地によってブレはありますが、年収が400万円に届かない場合が多いです。

給与の伸びは緩やかで爆発的に稼ぐのであれば、企業などが必要です。

 

育成選手の場合は最低年俸240万円で、240~400万円の選手が多いようです。

また、ドラフト1位の選手であれば契約金1億円もありますが、育成選手は支度金が約300万円

身体を作る食事や用具など理学療法士と比べ、出費のかかるものも多く、金銭的には育成選手の方が厳しいと言えそうです。

 

では、選ぶとするならどちらが良いでしょうか?

 

●選ぶなら?

個人的には育成選手を推します

育成選手は2年で支配下登録を勝ち取れないと契約切れでそのまま引退となるケースも少なくありません。

 

ですが、引退しても理学療法士の資格さえ、取れていれば、勤務地にこだわりがなければ、どこかに就職することは容易です。

しかし、育成選手であってもプロ野球に挑戦できるのは人生で1度しかない場合もあります。

 

また、育成選手であっても支配下になるなど少しでも爪痕を残せれば、スポーツ関係の職場で働く理学療法士に慣れるかもしれません。

プロ野球選手は多くの選手が20代で引退し、大活躍した選手でも40代前半にはほぼ引退します。

セカンドキャリアを考える上でも野球選手になることはプラスに働くかもしれません。

 

理学療法士でありながら、プロ野球で活躍するのには私たちリハビリ業界の人間からすると夢があります。

個人的にはプロの世界で見てみたいですが、本人が後悔しないような決断をしてほしいですね。

 

それではまた次回の記事でお会いしましょう。