こんにちは。
現在、飲酒運転は言語道断です。
しかし、過去に飲酒運転で消防団員が捕まるケースがありました。
今回はそのような話題を取り上げます。
●事例1 緊急出動で飲酒運転
2009年2月、夜10時半ごろに起こった火災で消防団に出動要請がかかりました。
すると、現場近くで消防団員の運転する消防ポンプ車と、近くにいた別の消防団員が接触する事故が起きます。
運転していた団員は1時間どこかへ行方をくらませましたが、現場に戻り、警察が行った検査で呼気からアルコール分が検出されたため、警察は自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で運転していた団員を逮捕しました。
緊急出動時の対応だったため、出動があるにも関わらず飲酒したケースではありませんが、飲酒しての運転はご法度。
責任感の強い方なのか、無謀な方なのかは分かりませんが、緊急時であろうと、飲んだら乗るなが基本です。
●事例2 火災予防で飲酒運転
2つ目は2023年3月13日、春の火災予防運動の広報活動として、消防車を運転していたある消防団の50代の副分団長が誤って赤信号を通過する交通違反を起こしました。
そこを巡回中の警察官が呼び止め、酒のにおいがしたことから、検査をすると、酒気帯び運転が判明します。
副分団長は広報活動前に缶チューハイを2本と焼酎1合を飲んでいたそうで、停職1か月の懲戒処分を受けています。
この消防団の団長は「市民の信頼回復、再発防止に努める」とコメントしました。
今回のケースは春の火災予防運動が行われる中という事で、緊急ではありません。
運転するのを予定していたはずなので、故意に飲酒して運転したことになります。
消防団の慣例では酒がふるまわれるケースが多く、この副分団長も昔からの慣例をそのままにして飲酒して運転したのかもしれません。
いずれにしても重大な事故につながるケースであり、悪質極まりないケースでした。
●事例3 プライベートで飲酒運転
3つ目の事例はプライベートでの事故。
2023年4月19日、とある消防団の55歳の団員は市内で自家用車を運転中に別の車と衝突し、駆けつけた警察官に酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕されました。
これを受けて、団長は「地域を守る立場の消防団員がこのような事態を招いたことは遺憾。再発防止に努める」とコメント。
事故を起こした団員は消防団を懲戒免職処分にされました。
プライベートでの事故で消防団員として処分が下されるケースもあるという事案でした。
交通安全活動であってもプライベートでも飲酒運転は悪質です。
いかがだったでしょうか?
緊急出動でも飲酒運転は厳禁。
故意に飲んでから通常運転するのは論外です。
普段から悪質な飲酒運転をしない団にしたいですね。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。