作業療法つぶやきブログ

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現役作業療法士(OT)のブログ。不定期週2回12時更新。カテゴリー一覧はスマホの方はページ下部へどうぞ。

【感染症】コロナ後の筋力・体力低下ってどう?

こんにちは。

 

私もかかった新型コロナウイルス

コロナ後の筋力・体力低下はよく聞きますよね。

今回は一般的な筋力低下や特異的な症候群、実体験を取り上げます。

 

●寝たきりはどれくらい筋力低下を引き起こす?

安静にすることは療養中は必要なことですが、筋委縮や筋力低下を引き起こすと言われています。

安静とは最大筋力の20%未満の運動量を指します。

 

コロナウイルスでは長期で休むことがありますが、安静にすると1日で最大筋力の1~3%、1週間で15%、3~5週間で50%が落ちると言われます。

 

これは若者も高齢者も同じ。

しかし、若者の方が元々の体力や筋力が大きく、加齢による身体機能低下が行っていないと回復は早くなります。

 

しかし、加齢と筋力低下があわさると非常に厄介で、一気に体力や筋力が落ちて動けなくなるという事も起こります。 

 

慢性疲労症候群

他にコロナ後の後遺症として言われるのが、慢性疲労症候群

慢性疲労症候群とは6か月以上、身体診察や臨床検査で客観的な異常が認められない状況で、日常生活を送れないほどの重度の疲労が長期間続く状態を指します。

休養を十分とっても回復しないのも特徴の1つで、日常生活に支障が出るので、復職にも大きな影響を及ぼします。

 

原因はストレスと感染が重なること。

それぞれの相互作用により、非常に倦怠感の強い状態が続いてしまうようで、内服や経頭蓋磁気刺激法による治療が行われるようです。 

 

では、ここからは私が体験したコロナ後の疲労感について述べていきます。

 

●実体験

コロナウイルス罹患後、約10日間自宅待機となりました。

コロナ後にも自宅内では動けていたのですが、異変を感じたのは待機があけ、外に出た時。

近所に買い物に行くのに歩いてみたのですが、脚の疲労が強く、軽い息切れが生じました。

 

倦怠感が残るわけではなかったのですが、非常に動きづらく、しんどい状態でした。

また、外で子どもと走った時にすぐに疲労してしまいました。

同様に子どももすぐに疲れてしまい、普段であれば、走り回るはずの子がすぐに休み、「もうやめる」と言ったことに驚いています。

 

復職後もいつも通り動けず、疲労感が強い状態でした。

今も疲れが抜けきらないことがあり、体力や筋力の低下を感じています。

 

おそらく戻っていくには1ケ月単位で時間を要していくのでしょう。

 

コロナは予想以上に体力を削る病気でした。

発熱、筋肉痛など様々な症状が起こり、二度とかかりたくない病気です。

 

皆さんもお気をつけてお過ごしください。

 

それではまた次回の記事でお会いしましょう。