こんにちは。
訪問現場では時に窃盗やセクハラなど事件になるようなことがあります。
加害者にも被害者にもなる可能性はすべての人が秘めています。
今回は訪問介護で起こった事件からそれを考えていきます。
●窃盗事件
今回事件があったのは、訪問介護で東京都足立区。
内容は訪問介護ステーションなでしこ足立の58歳の男性介護職員がキャッシュカード1枚を盗んだ疑いで逮捕されたことです。
この職員は2022年8月に担当してる49歳の男性がリハビリで不在となっている間に合鍵を使用し、カードを盗みました。
事件の数日前、職員は男性に口座の残高確認を頼まれて暗証番号を聞いており、その立場を利用して事件を起こしています。
しかし、なぜかその後に職員は男性に「介護してあげているので金を借りた」と伝え、困惑した男性が会社に相談していました。
その後、市に相談があり、市が警察に相談しています。
逮捕された職員は「盗んだカードで50万円を引き出したが、家に無断で入ったわけではない」と一部容疑を否認しているようです。
今回は職員が利用者に対して問題を起こしました。
では、反対に利用者から職員はどうなのでしょうか?
●逆のパターンもある
出典:https://care-tensyoku.com/column/care_trouble/645
利用者から職員で多いのは暴力やセクハラ。
2006年のデータにはなりますが、介護職員の約半数がセクハラや暴言、誹謗中傷、暴言などを経験したとされました。
事例としては
・トイレ介助でズボンを下げたところ、頭を押さえつけられ、顔に性器を押し付けられた
・「上体を起こしたいから手を貸して」と言われ、手を握って引っ張ろうとしたところ、逆に強い力で引き寄せられ、要介護者の体の上に抱き抱えられた。そのまま抱きしめられ、下半身を撫で回されたり、頬や耳やうなじにキスされたりされた
・訪問すると全裸でいたり、アダルトビデオを流して反応を見たりする
・家族が抱きついてきた
こうした事例が過去にはあったようです。
●信頼でなりたっている
訪問介護だけでなく、訪問看護、訪問リハビリは人と人のサービスです。
必要に応じて合鍵の場所を伝えることもあるでしょう。
多くの職員は犯罪を犯さずに職務を遂行します。
しかし、ごく一部悪い人間が紛れ込んでしまうのも事実。
多くの人がサービスを安心して受けられるようにしっかりと人を見てくれる職員を会社は見抜いていかないといけないのかもしれません。
もちろん、利用者から色々なことをされるケースもあります。
そうした場合は同僚や上司、都道府県労働雇用均等室などに相談してみましょう。
いかがだったでしょうか?
被害者になるのは避けようがないかもしれません。
ですが、窃盗の加害者になるのは言語道断。
被害にあわないように気をつけながら、魔が差して加害者になるようなことは絶対に避けていきましょう。
人間同士、いい信頼関係を築いていきたいですね。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。