こんにちは。
コロナウイルス流行後、マスク、アルコール、ハンドソープなど様々なものを購入した人は多いと思います。
パルスオキシメーターや体温計などの医療機器も買われた方もいると思いますが、こうしたものを買う時に補助金として使えるものとして医療費控除は使えるのでしょうか?
今回はそんな話題を取り上げます。
●医療費控除とは
医療費控除とは、医療費が家計に与える負担を軽減するために用いられる制度です。
1年の間に医療機関などに支払った医療費が一定額を超えた場合、所定の手続きを行うことで所得控除が受けられるようになっています。
所得控除がなされると、課税所得が少なくなり、支払うべき税金の額が抑えられます。
確定申告時期にされている方も多いのではないでしょうか?
そんな医療費控除はマスクやパルスオキシメーターなどコロナウイルス対策として購入した商品にも使えるのでしょうか?
●コロナ対策は医療費控除になる?
残念ながらマスク、アルコール、ハンドソープなどは医療費控除には該当しません。
医療費控除が当てはまるのは下記のような場合です。
①医師等による診療や治療のために支払った費用
②治療や療養に必要な医薬品の購入費用
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マスクなどについては予防に該当するので、医療費控除としては用いることはできません。
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予防のために買った医療機器やサプリメントについても同様です。
予防では使えませんが、対面診療だけでなく、オンライン診療の病院で診療してもらった場合は医療費控除の対象となります。
では、少しでも控除になるようなものはないのでしょうか?
●少しでも対策で補助が出るものは?
少しでも使える可能性のあるものとしては、セルフメディケーション税制。
これはスイッチOTC医薬品を薬局などで年間12000円分以上購入した場合に受けられる税制制度です。
注意点は医療費控除との併用は不可能なこと。
スイッチOTC医薬品とは、医療用医薬品として用いられた成分が、OTC(Over The Counter)医薬品に転換(スイッチ)された医薬品のことを指します。
小難しい話はさておき、このマークが目印。
出典:https://www.mypha.or.jp/prefecture/useful/self-medication/
いちいち探すのも面倒だよという方にはネットショッピングもオススメ。
例えば、楽天市場であれば、このような商品があります。
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このようにセルフメディケーション税制対象と書いてくれてあるので、一目瞭然。
また、調べてみるとこのように一般的に使うような薬が含まれます。
感染時の念のための準備を行い、もし高額になった場合はこうした制度も使いながら少しでも家計への負担を軽減していきたいですね。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。