こんにちは。
今回はリハビリを語る業者にご用心ということで、SNSや実生活でリハビリ(理学療法、作業療法)を語る事案について見ていきます。
リハビリという言葉は非常にあいまいで便利でマッサージや機能訓練、生活動作訓練など一般的に幅広い意味で捉えられます。
今回は名称独占について、SNSや実生活で見られることについて見ていきます。
●名称独占とは
名称独占とは資格を持っているものだけがその名称を名乗ることができることです。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、栄養士、保育士などがこれに当たります。
偽って名称を語ると30万円以下の罰金が科されます。
名称独占は名称を語るだけであって、業務を独占することはできません。
医師や看護師は業務独占なので、資格を持っている人でないとできないことがあります。
リハビリ関連の職種は業務は独占でないのが、医師や看護師との違いです。
しかし、理学療法士・作業療法士だから名称を使えるといって「理学療法をします!」なんてうたい文句で自費リハビリなどをするのは注意が必要です。
それは実施する際に医師の指示がいるからです。
医師なしに自分で勝手にすると誤解を招くような表現をすると違法行為と判断される可能性があるので注意が必要です。
●SNSや実生活で見られること
SNSで見られることは理学療法士や作業療法士などを名乗る人物が患者さんの治療を行い、劇的に変化しましたというような広告がある場合があります。
たまに話題になりますが、一瞬触っただけで、変化した!みたいな広告ですね。
これを理学療法士であっても理学療法と言ってはダメな場合もありますし、資格を持たない人間が勝手にしている可能性もあります。
信憑性がない広告はたくさんあるので、注意していきましょう。
実生活でも怪しい広告が出ているかもしれません。
少しの施術で良くなったとか本当に効果があるのか疑わしい時でも理学療法などの単語が使われている可能性があります。
明らかにおかしい情報があれば、SNSであれば通報するか、皆さんの手で正しい情報が伝わるようにブログやSNSなどで動いてもらえればと思います。
●間違った情報を信じないためには
何事も疑ってかかることが大切です。
当たり前なんですが、悩んだりしているときは普段は怪しいと思うものでも信じてみたくなったり、猛進してしまうことがあります。
一歩立ち止まって信憑性があるのか、調べてみたり、口コミを聞くなどして確認してから判断するようにしていって下さいね!
ではでは。