こんにちは。
リハビリをする上で自主トレは欠かせません。
特に在宅ともなると自主トレの有無で成果が分かれてくることも多く経験します。
そんな自主トレもアプリで対応する時代がやってきました。
今回はそんな話題を取り上げます。
●今までの自主トレ
今までの自主トレは主に理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が個別で作っていました。
施設によっては自主トレのフォーマットがあり、それを患者さんや利用者さんにあわせて作っていくというものもあったと思います。
ただ、個別性が高く、自主トレの写真など作成にかなり時間を要する場合もあったので、口頭のみやリハビリ中に確認して後は自分の時間でやってもらうことも多くありました。
ここ数年は自主トレばんくの登場で負担はかなり減りましたね。
出典:自主トレばんく 筋トレ・ストレッチ・リハビリの無料イラスト
PDFやワードで組み合わせられるので使用している方も多いのではないかと思います。
いずれの形でも療法士と対象者が向き合って一緒に作り上げていくものでした。
●無料アプリ「リハカツ」
今回新しく登場してきたのは「リハカツ」というアプリ。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000099528.html
リハカツはエムスリーという日本の医師の9割、世界の医師の5割が登録するプラットフォームの会社とソニーグループが設立した「サプリム」が運営するアプリ。
サプリムは2022年4月26日設立と新しい会社です。
しかし、アプリは自費の通所リハビリを行う脳梗塞リハビリセンターが2年間かけて蓄積したデータを基に作成されたようです。
ソニーの姿勢推定技術という正しく運動が出来ているかを判定する動作解析技術を用いながら、脳梗塞リハビリセンターの身体の動きの評価や評価結果に合わせたトレーニングを提案するシステムになっています。
また、トレーニングが正しく実施できているかをAIが判定してくれるので、自分のペースで身体に合ったトレーニングを正しく実施することもできるとされています。
開発した会社の社長は「旅行先の隙間時間にも用いて欲しい」と話しており、気軽にできるリハビリがコンセプトのようですね。
また、理学療法士などによるオンラインLIVE レッスン、チャット相談といったリモートサービスも行う予定という事で、自費リハビリの様に田舎では施設がなく費用が高い、訪問の様に利用時間に上限のあるといった制約がない新しいリハビリの形が生まれるかもしれません。
こうしたアプリを用いて療法士がリモートで働くというような時代が来るかもしれませんね。
アプリ自体は無料でダウンロードするとメールアドレスの登録が必要なようです。
気になる方はぜひチェックしてみてください!
ではまた次回の動画でお会いしましょう。