こんにちは。
皆さんの職場は働きやすい職場でしょうか?
そうだと言う人もそうでないという人もいると思います。
今回は働きやすくなるかもしれない「ピグマリオン効果」について取り上げます。
●ピグマリオン効果とは
ピグマリオン効果とは「他人から期待を寄せられることによって勉強や仕事などのパフォーマンスが向上する心理的な効果」のこと。
例えば上司が部下に「この仕事に期待している」と声をかけ、いい結果が出た場合、ピグマリオン効果が発揮されたと言えます。
ピグマリオンとはギリシャ神話におけるキプロス島の王様「ピグマリオン」の逸話が由来となっているそうで、その神話でも「期待すれば実現する」というエピソードになっています。
主に使われる場面は上司が自分のチームや部下のモチベーションを高めたいとする場面。
うまく用いることで生産性が向上し、求めたい結果やそれ以上の成果が出る可能性があります。
●使用例
①部下のマネジメント
上司が部下の仕事に対してどのようなところに期待しているのか話すことでモチベーションの向上だけでなく、明確な指針が示され、的確に早く仕事を行ってもらえる確率が上がります。
上司は部下のプロセスも評価しながら関わると、課題がより明確となり結果に繋がりやすくなります。
上司が適度に関わることで部下も相談しやすくなり、こまめな連絡を取りやすくなるのもメリット。
お互いが気にかけあうことでうまれる好循環が仕事の成果をより上げやすくします。
②若手教育
先輩から若手に教育を行う時に適度な指示や期待をかけることは若手社員の成長性を向上させます。
また、教育する係の先輩側もどのように関われば効率的に成長してもらえるのか考えるため、将来、自身が管理職となって時にもその経験が活きます。
うまく使えば若手層も中堅層も底上げしてもらえるかもしれません。
●注意点
①ほめ過ぎは逆にマイナス
ほめて気持ちを上げようとしても過剰にするのは禁物。
ほめ過ぎると相手が怠けてしまったり、逆にプレッシャーを感じてうまく立ち回れなくなったりします。
重要なのは褒める部分とタイミング。
「行動」と「やった直後」この2つをポイントに褒めていきましょう。
②過剰な指示はしない
過剰な指示はなにをすればよいか分かりますが、相手の成長を阻害します。
部下が達成しても結局は上司の代替で仕事をしたにすぎなくなります。
次の仕事のことも考えるのであれば、過剰な指示は避けましょう。
また、過剰な指示は行動を縛るため、自主的な行動も制限してしまい、モチベーション低下を招くきっかけにもなってしまいます。
いかがだったでしょうか?
皆さんの職場ではピグマリオン効果がうまく発揮されていますか。
いい関係性で働きたいですね。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。