こんにちは。
私たちの仕事や生活で欠かせなくなったスマホ。
1日の中で触る時間も多いかと思います。
便利になった反面、私たちにとって大きなデメリットも出てきました。
●1日にスマホを触る時間
とある外国人医師の著書によると人は1日2600回以上スマホを触り、時間にして10分に1回はスマホを触るとされています。
SNSやゲーム、動画視聴、調べ物など様々な場面で長時間触ることもありますし、回数にするとこれくらいあっても不思議ではありません。
では、触りすぎるとどのような悪影響があるのでしょうか?
●スマホ脳疲労
スマホ脳疲労とはスマホの使い過ぎで、脳機能低下を引き起こし、集中力や注意力が低下し、物忘れが多くなったり、感情が抑えられなくなる状態。
認知症初期の際に受診する物忘れ外来ではスマホ脳疲労で受診する方の割合が30代~50代の方で全体の4割にも昇っているところがあるそうです。
①スマホやパソコンなどのIT機器を長時間使っていること。
②認知症ではなく過剰な情報を脳の司令塔の役割を果たす前頭前野で処理しきれず、脳疲労を起こしたこと。
ワーキングメモリーとは計算する際に繰り上がりや繰り下がりを一時的に記憶保持する時や電話をかける際に一時的に番号の記憶を保持する時などに使用されます。
一部を記憶しながら、会話をする際にも使われると言われています。
思考の柔軟性や注意をうまく行うことで行動を起こすことにも関わります。
スマホ脳疲労ではこれらの機能に障害をきたしてくるとされています。
●特に危険な行為は?
特に危険とされているのが、ながらスマホ。
私たちの脳は使用されていない時に情報整理を行い、頭の中から不要なものを捨てていきます。
ところが、スマホを触り続けることで、この情報整理が適切に行えず、ごみ屋敷(情報過多)状態になってくると報告されています。
皆さんはテレビを見ながらスマホを触ったり、暇だからとなんとなくネットサーフィンしたりしていませんか?
なんとなくぼーっとする時間も脳にとって大事なようです。
●子どもにも悪影響
子どもはスマホを触る時間が長ければ長いほど、学習成績が低下するとも言われています。
これはスマホを長時間触る子どもほど、脳の神経回路の多い、白質の発達が遅れるからとされています。
皆さんのお子さんはスマホの触りすぎ大丈夫でしょうか?
●具体的な対策
対策はデジタル・デトックス。
不要な時に触ることを避けることが必要で対策は以下の通り。
・お風呂、トイレ、寝室にはスマホを持ち込まない
・起きてすぐにスマホを触ることをやめる
・会話中にスマホを見ない
・検索前に1分間自分の頭で考える
・運動をする
・皿洗いなど無心になる単純作業を行う
・手書きのメモをとる
こういったことが重要なようです。
私たちの生活にスマホやパソコンは欠かせません。
ですが、息抜きのつもりで触っていたものが、実は脳を疲弊させ、仕事や私生活に影響を及ぼしているのかもしれないのです。
自分がどの程度スマホやパソコンを触るのか、本当にそれは必要なのか、一度見直してみるといいかもしれません。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。。