こんにちは。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の新人さんも免許が届き、徐々に自分一人での臨床も始まっているかもしれません。
新人時代には後で考えると失敗してしまったなと感じることがみなさんにもあるのではないでしょうか?
今回は新人時代の失敗について3つほど取り上げます。
●自分のことを先生だと勘違いする
PT、OT、STといったリハビリ職は臨床に出た瞬間に「先生」と呼ばれることが多くなります。
特に病院では先生と呼ばれることが少なくありません。
職員だけでなく、患者さんから先生と呼ばれることがあります。
学生時代は「〇〇くん」、「△△さん」だったのが、いきなり先生になると勘違いする人も出てきます。
自身が偉くなったように感じ、リハビリを一緒にするというより指導するような形でしてしまう人も一定数存在。
私が新人の人と患者さんに自己紹介をした時、「□□さん(患者さん)の先生になった、〇〇(自分の名前)です」と名乗る場面に出くわしたこともありました。
担当させて頂くのであって、先生になるわけではないですし、お互いの立場もおかしくなります。
勘違いしてエゴが強くならないように成長してほしいです。
●敬語が使えない(距離感が近すぎる)
最近は部活動などでも年功序列が崩れてきているせいか、敬語が使えない人も増えています。
特に患者さんは人生の大先輩であるにも関わらず、早々にタメ口ということも少なくありません。
関係性の距離感も近すぎで、友達の様に接しているセラピストも見かけました。
人にもよりますが、時々、人の生活歴に土足で踏み込んでいく人を見かけるとドキッとします。
人によって触れたられたくない部分はバラバラ。
相手を見て行動することが必要です。
また、男性では一人称が「俺」という人もいます。
「私」で話せとはいいませんが、まずは「僕」と言ってほしいものです。
●評価が足りず、インシデントを起こす
これは私もありましたが、新人時代は評価ができていると思っていても不足していることが多くありました。
患者さんのリハビリ中の物理的な距離感も十分と思っていてもうまくとれていなかったりします。
私の場合、自宅に退院するためにどんどん動いてもらいたいと考えて無茶をしたりしていました。
結果、患者さんをこかしてしまい、擦り傷を看護師さんに処置してもらったこともあります。
今から考えると先輩に聞くなどしてしっかりと安全に行う様に注意していくべきだったと思います。
仕事始めでいきなり、骨折などアクシデントを起こしていたら立ち直れず、辞めていたかもしれません。
いかがだったでしょうか?
色々な経験をして、注意や賞賛されながら人は成長していきます。
経験年数が上がってくると感じるのは、注意されるうちが花です。
年齢が上がると誰からも注意されなくなり、陰口をたたかれます。
使えないセラピストとして窓際で定年まで働くことになるかもしれません。
新人の時は色々叩かれながらも経験することが後の財産になると思います。
年を取ると質問がしにくくなることも増えるので、今は色々と質問をして自分の成長に繋げていくといいかもしれません。
こんなのもあるよというものなどがあれば、コメントで残してください。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。