こんにちは。
リハビリや介護現場でAIやロボット技術を目にすることも増えてきました。
今回取り上げる大分県での取り組みはそうしたロボット技術の無償提供などをしてくれる仕組みです。
次世代を担う技術をどのように提供してくれるのでしょうか。
●介護ロボット普及推進センター
今回、話題となった大分県介護ロボット普及推進センターは大きく分けて、相談業務、伴走支援、体験展示・試用貸出の3つがあります。
また、開発企業には介護ロボットの開発にあたっての補助金の紹介や出店可能なイベントの紹介も行ってくれるとのことでした。
伴走支援では施設の課題を踏まえた適切な介護ロボット選定に関する助言、職員に対する研修等の実施に関する助言、介護ロボット導入による効果の把握などを行ってくれるようです。
3つ目は今回話題にもなった、体験展示・試用貸出。
体験は研修センター1階で行っており、試用貸出では、カタログの中にある製品を貸し出してくれます。
興味のある方用にカタログのリンクも貼っておきますね。(PDFで200ページほどあります。)
●理学療法士も勤務
また、ここでは理学療法士も勤務しているようです。
理学療法士というリハビリ専門職がいることで実際にどのような方に試せたのか、どういう風な導入事例があるのかなど、詳しく話せることも増えます。
また、同じ療法士であれば、こうしたところで働くといったことも出てくるかもしれません。
私たち療法士が働く1つの形態として情報を仕入れておくのもいいかもしれません。
●無償貸出のメリット
無償貸出の最大のメリット、それは「高額なものを試せる」というもの。
医療機器は優れたものも多い一方で、非常に高額で金銭的な理由で導入を見送るといった場合も少なくありません。
しかし、試すことができれば本当に有用なものは導入に向けて会社が動いてくれることがあり、自分たちも会社にプレゼンしやすいです。
今までは導入に1年以上かかっていたものが半年で導入できたなどスムーズにも繋がるかもしれません。
スムーズに移行できれば利用者さんにとってプラスに働いたり、職場の人たちの負担軽減に役立つかもしれませんね。
いかがでしたか?
これからを担うAIやロボットは便利な一方、非常に高価です。
導入する前に一度試せると有益なものかわかりやすく、スムーズな導入にも繋がるかもしれませんね。
ぜひ様々なところでこのような取り組みも増えてほしいです。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。