※この記事は2021年8月13日に作成し、2021年10月19日にリライトしたものです。
こんにちは。
2021年8月、中日ドラゴンズの木下雄介投手が若くして亡くなられました。
出典:https://bunshun.jp/articles/-/47195
将来有望な選手の訃報は衝撃でしたね。
木下投手はコロナワクチン接種後、約一週間で倒れられ、心筋炎などを発症したとありました。
今回はコロナワクチンと心臓の疾患について取り上げます。
●木下投手の経緯
出典:https://news.yahoo.co.jp/articles/8c13ae289c02270cc74828373457ddc3c51343a6
まず、木下雄介投手の経緯を確認します。
木下投手は6月28日にワクチン接種を行いました。
その約一週間後の7月6日にグラウンドで練習中、突然胸を押さえて倒れ込んだとされています。
その後、人工呼吸器が外せない状態となり、心臓にトラブルが起こり、脳にも影響があったとのことです。
奥様たちに支えられながら、懸命に闘病生活をつづけましたが、8月6日、27歳の若さで亡くなられました。
若いスポーツ選手という、健康的な方が倒れたということはすごく衝撃的なことでした。
今回、言われていた心臓への影響は他のワクチン接種者にも見られたのか調べてみました。
●新型コロナウイルスワクチンと心疾患(厚労省発表)
ファイザーのワクチンの副反応として言われているものがありました。
厚労省によると2021年5月30日時点、日本でファイザーのワクチンの接種を受けた人はおよそ976万人で、そのうち、20代から60代の男女合わせて7人が心筋炎や心膜炎を起こしたということです。
●新型コロナウイルスワクチンと心疾患(他の記事から)
海外でも木下投手のように接種後、約一週間で心疾患を発症したケースがありました。
シンガポールで6月27日にファイザー社製のワクチンを接種した16歳の男子生徒が、7月3日にスポーツジムで負荷の大きなトレーニングをしている時に心不全を起こして倒れたそうです。
こちらもワクチンとの因果関係は不明とされています。
シンガポールでは、ワクチン接種後に心臓障害を起こしたケースが12件報告されています。
約半数が30歳以下の男性であり、シンガポール保健省は「ワクチン接種後1週間は運動や激しい身体活動を避ける必要がある」と勧告したようです。
また、他の記事では日本でファイザー社製のワクチン接種後に心不全、虚血性心疾患、大動脈疾患、不整脈などで死亡した事例が200件近く報告されているとされていました。
副反応が疑われる心筋炎や心膜炎を起こしたケースも31件の報告があり、13件は40歳未満の若年層だったようです。
厚労省の発表とは大きく数が違いますが、これが事実であれば、今後の人数にも注目していかないといけませんね。
新型コロナウイルスワクチンと心疾患の関係性ははっきりとは分かりませんが、関係がないとも言い切れません。
真偽は分かりませんが、木下投手には接種前に不整脈の症状があったという記事もあり、因果関係があった可能性は否定できないようです。
運動と副反応の因果関係も不明なままです。
ちなみにモデルナの方は発熱の副反応の報告が多いです。
何が本当か見極めながら、今後の副反応の動向も確認し、安全性を確認したいですね。
最後に一野球ファンとして木下雄介投手のご冥福をお祈りします。
あの素晴らしいストレートは忘れません!
〜追記〜
●モデルナの方が心筋炎が多い!?
厚労省はモデルナの方が心筋炎など心疾患のリスクが高いと発表しました。
その数、ファイザーの3~9倍!!
というのは事実なんですが、少し誇張した表現です。
発表としてはモデルナが100万人あたり約25~29人、ファイザーが100万人あたり約3~10人だそうです。
つまり確率として、モデルナが0.000029%、ファイザーが0.00001%。
確かにモデルナの方が高いですが、この少ないパーセントでモデルナの方が危険で、ファイザーが安心と捉える人は少ないかもしれません。
ですが、厚労省は1回目にモデルナを打った人が2回目のワクチン接種をファイザーに切り替えることが可能なように取り計らっています。
危険性を少しでも減らしてワクチン接種率を引き上げたい狙いがありそうですね。
注意点は1991年10月17日以降の男性のみが2回目に切り替えることを認められています。
また、モデルナからファイザーに切り替える場合、同じ場所で打てない可能性が出てきます。
私の知り合いも病院や接種会場を変更するか迫られ、手間がかかるという理由からモデルナを打ちました。
手間とリスクを天秤にかけて自分の納得のいく選択をしていってください!
ではでは。