作業療法つぶやきブログ

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現役作業療法士(OT)のブログ。不定期週2回12時更新。カテゴリー一覧はスマホの方はページ下部へどうぞ。

【感染】ついに歌レクリエーションでクラスター発生

こんにちは。

 

 

クラスターの詳細

クラスターが発生したのは静岡県静岡市駿河区サービス付き高齢者向け住宅です。

入居者4名と職員3名が陽性となったようです。

利用者を対象にしたレクリエーションで歌を歌うなどしており、感染の一因となった可能性が示唆されています。

 

職員は歌を歌う際にマスクを着けていましたが、利用者は認知症があり、マスクをしていない人もいたそうです。

「していないのが悪いじゃないか!」と言われる人もいるかもしれませんが。実際に医療や介護現場に行くと難しい問題だと感じます。

認知症のある方にずっとマスクをつけてもらうことは難しいこともあります。

息苦しいからといって顎マスクや外してしまうことも少なくありません。

 

街中でも鼻が出るなどちゃんとマスクできていない方をみかけますよね?

マスクの必要性を理解できている方でもちゃんとできていない場合があるのに、必要性を忘れてしまったり、注意が落ちている方にちゃんとマスクをしてもらうことは更に困難です。

 

ただ、今回のケースでは職員側にも一定の落ち度があったとも言えます。

外してしまうなら何度もかけ直すなどの配慮も必要ですし、マスク装着が困難であれば、レクリエーションの見直しなどの対策も必要だったと思います。

過程はどうあれ、自分たちや利用者さんの命を脅かすかもしれないことが起こってしまったわけですから。

 

ちなみにワクチンは7名のうち4名が2回接種、1名が1回接種だったようですね。

 

 

クラスターを出さないために

ではどうすればいいのか。

 

まず基本となるのがマスクです。 

マスク着用が困難というのも分かりますが、マスクは一定の効果があります。

マスクの通気性についてはこちら

rihaot.hatenablog.com

 

ただし、今回のケースも含めマスクは難しいというケースも多々あります。

そんな時に感染リスクを下げてくれるのがこちら

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こちらは患者や利用者がマスクを使用している場合やそうでない場合にこちらの装備によっての曝露のリスクを表した表です。

この表からはマスクをつけられない場合でも、こちらがゴーグル、手袋、ガウンを使用すれば、曝露リスクが軽減できることが分かります。

患者さんや利用者さんがマスクをつけられない場合はこちらの装備をしっかり充実させることも良いです。

 

 

あとは対面でせず、横並びで行うなどの方法も有効です。

 

新型コロナウイルスは変異株が流行し、老若男女全ての人の命を脅かす危険な疾患となっています。

対策を怠らず、みんなの命を守っていきましょう!

 

ではでは。