作業療法つぶやきブログ

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現役作業療法士(OT)のブログ。月・水・金12時更新。カテゴリーについてスマホの方はページ下部へどうぞ。

【小児】ビジョントレーニングとは

こんにちは。

 

目のトレーニングの1つにビジョントレーニングというものがあります。

今回はビジョントレーニングとはどんなものなのか、どんな方に用いていくのか取り上げたいと思います。

 

●ビジョントレーニングとは


 

ビジョントレーニングとは文字通り、「視覚機能」を鍛えるものです。

ここでいう、視覚機能とは視力ではありません

 発達障害の人やアスリートのトレーニングで用いられています。

アスリートの場合は眼筋の動きを高め、物事を早く情報処理するために行われます。

動体視力を良くして、状況判断能力を上げて、パフォーマンスを上げていくというものですね。

今回はアスリートではなく、発達障害で用いられる場合のことについて述べていきます。

 

●なぜ目が重要なのか

 selective focus photography of baby holding wooden cube

目というのは視力だけでなく、動き方や情報を処理し、どう動くのかということに密に関わります。 

目の動きが十分でなく、周辺視を用いることができず中心視しか使えない場合は様々なことに支障が出ます。

例えば、黒板の板書についていけない、頚部を動かして目の動きを代償しないといけないので授業中に疲れて集中できない、ボール遊びが苦手で友達の輪に入れないなど様々な問題が生じます。

そこに情報処理の遅れが加わると、更に周囲の動きについていけません。

目というものには様々な可能性があります。

目を鍛えることで運動機能が良くなる、社会性が上がるなど色々な効果が期待できるわけですね。

 

●効果

boy sitting on bench while holding a book

効果としては発達障害だけでない子どもにも効果が出たとされており、

・読み書きが早くなり、勉強の集中力が上がった

ケアレスミスが減った

などがあります。

 

発達障害の子どもへの効果は以下の通りです。

・集中力が上がった

・読み間違いが減った

ボール遊びができ、集団に入れた

・やりたいことが増えた

・できないことが減ったことやできることが増えたことで失敗が減り、成功体験が増えた

・成功体験を積むことで、自主性が増した

自己肯定感の上昇

色々な効果がありますね。

 

 

いかがだったでしょうか?

学習障害注意欠陥多動性障害には前頭葉機能が関わるとされています。

目の動きや情報処理も前頭葉機能が関わるとされています。

目のトレーニングを行うことで、前頭葉機能のトレーニングにもなり、良好な効果が出たという話もあります。

 

私たちの情報処理は多くを目に頼っています

目からの情報は本当に大切なんですね。

身体機能にとらわれず、目からの情報などにも注目して対象者に向き合っていきたいですね。

 

ではでは。