こんにちは。
今日は先日取り上げた転倒の危険性の続きです。
転倒の要因には大きくわけて2種類あるとされています。
一つ目は段差や足元が散らかっているなどの環境から来る要因。二つ目は身体や認知機能などの自分の能力によるもの。バランス機能の低下なども含まれます。
一つ目の環境によるものは
・足元を片づける
・コード類を通る道(動線)上に置かない
・フローリングや水回りなどすべりやすい環境にすべり止めや絨毯をひく
・絨毯類は端がめくれてつまづかないよう対策する
・手すりをつける
といったことが上げられます。
二つ目にの自分の能力について、大切なことは日ごろからの運動になります。家事や仕事など日常での運動は単独の筋肉を動かす筋トレよりも重要です。何か作業をするということは筋力やバランス能力を使用して行います。日ごろからこういった能力をつかっていくことが大切になります。散歩など有酸素運動も有効ですね。
単独の筋トレが無意味というわけではありません。しかし、こけないようにするためには最大筋力を上げていくというより、使える筋力を保つことや脳の運動プログラムを維持することが重要です。立ってスクワットをしたり、座って脚を上げたり、つま先や踵を上げたり、足の指を動かしたりすることも運動としては有効です。しかし、日常で動くことが有用なので、ぜひ普段から家事・仕事・趣味、家事などがない場合はトイレやご飯に行くときに動くなど行い、転倒予防に繋げていってください。
ではでは。