こんにちは。
昨年社会人になった方は入社してちょうど1年が経ちました。
職場にも慣れ、ばりばりと働いている方も多いかもしれませんが、1年で離職する方もいます。
そこで今回は入社1年で辞める人の割合や離職理由について取り上げます。
●入社1年で辞める人の割合
平成29年から令和2年まで厚労省の出している新卒離職率のデータを見てみると約11%~13%が1年で離職していました。
毎年平均して1割の新卒者が退職するようです。
●看護師の場合
医療職の代表例として看護師をみてみます。
出典:日本看護協会「2021年病院看護・外来看護実態調査」
看護職の方が一般企業より新卒の離職率は少し低いようです。
専門職の方が転職がしやすいので離職が多いのかと思いきやそうではありません。
ただし、看護職の場合、既卒は退職率が高い傾向にありました。
職業柄、転職もしやすく、経験者で自信もついてきていると転職しやすくなるようです。
実際、医療業界にいると職場を転々としている看護師さんに会うことも少なくないですし、データと一致する印象です。
加えて、看護師は奨学金の返済が離職に大きく関わります。
看護師は専門学校や大学によって何年か指定された病院などで働けば、学生時代に借りたお金が減額もしくは完済されるシステムが多くあります。
この奨学金関連のことで新卒の離職率が減っているのかもしれません。
●辞めたくなる理由
1.福利厚生
給料が思ったより安かった、休みが思ったように取れない、勤務形態が聞いていたのと違った。
こうした福利厚生面の問題で辞めてしまうのが一つです。
働いて見ないと分からない部分や給料のことは入職前に相談しにくかったり、昇給するからという話を聞いて入職するパターンもあります。
自分の思った部分と違うから転職する人も多いようです。
2.人間関係
人間関係は入ってみないと分かりません。
昔で言うお局さん的な方に嫌われて居場所をなくしたり、上司や同僚との不仲が原因で辞めてしまうというようねケースがあります。
皆がワイワイしたい人でもなく、静かにしたい人でもない。
個性ある人の集まりなので、難しい部分はあるのかもしれません。
3.社風や仕事内容
社風が厳格と思ったらゆるかったり、その逆もあります。
仕事内容も聞いていた内容と異なる業務を中心にこなさないといけず、悩んでしまう場合もあります。
特に社風は基本的には昔からいる上層部が作っているため、新卒者が変えていくのは現実的に難しいので、辞める決断となってしまうこともあるようです。
いかがだったでしょうか?
仕事も人生の一部であり、辞めたくなるほど辛い状態で働き続けたくはないですよね。
自分に合った職場を探しつつ、やりがいのある仕事を探していきましょう。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。