こんにちは。
今回は介護職就職支援金貸付事業について取り上げます。
2021年4月からスタートした制度で色々な用途に使えるお金を借りることができ、条件を満たせば返済不要となります。
どのような制度なのか早速見ていきます。
●介護職就職支援金貸付事業とは
介護職就職支援金貸付事業とは未経験で介護・福祉業界へ転職する人を支援する制度です。
未経験には新卒も含まれます。
まず、対象者は職業訓練として介護職員初任者研修など指定の研修を受けます。
この研修についても無料なんですね!
研修期間は長くて半年程度と言われています。
研修終了後は、介護・福祉事業所で働くことができる証明書が発行されます。
そして、働くことができるようになると 、就労支援金を最大20万円借りることができます。
このお金は仕事の服、参考書代、家賃、引っ越し代、保育園代など様々な用途で借りることができるので、新生活のサポートになること間違いなしです!
更にこのお金は返済義務が発生しなくなる条件があります。
●どうすれば返済不要になるのか
返済不要となる条件はこちら
「介護や福祉の現場で2年以上働く」
これが条件になります。
2年以上働くだけで20万円の補助が受けられる形になります。
20万円は非常に大きいですよね。
国は介護職の人手不足やコロナ渦でのリストラや就職難を打開しようと介護職への転生を後押ししている形になります。
何かと待遇面で話題になる介護職ですが、興味のある方は一度考えてみるのもありかもしれません。
●注意点
2点あります。
①2年以内に辞めると返済義務が発生
②都道府県によっては実施していない
それぞれ見ていきます。
①2年以内に辞めると返済義務が発生
2年間働いてはじめて返済義務がなくなります。
もし、途中で介護職から転職してしまうと返済義務が発生してしまいます。
「2年間は腰を据えて働く」
こう決めてから制度を利用するようにしましょう。
②都道府県によっては実施していない
制度が開始された時点では各都道府県の「任意」開始となっています。
任意なので、自治体によっては制度を開始していない可能性があります。
利用して介護職へ転職しようとしたのに実施していなかったなんてことになったらもったいないですよね。
お金のために介護職になるわけではないですが、貰えるものは貰うようにしていくことが大切です。
外国人労働者も増えつつある介護職業界ですが、未経験者を取り込もうとする流れもあります。
介護職に限らず、他の終了支援についてもお得な制度は存在します。
この制度も知っているか知っていないかで20万円もの差が出ます。
自分たちの生活では知らず知らずのうちに逃してしまっているものがたくさんあるかもしれません。
知らずに損をしたということがないようにアンテナをはっていきたいですね。
ではでは。