こんにちは。
病気や怪我になってのリハビリで辛い想いをしている方々がいます。
リハビリは大切と思いながらも自身の想いに身体がついてこなくてモチベーションが上がらない。
そうした辛さをテクノロジーの力で軽減でき、楽しくリハビリできるかもしれません。
●デジリハ
出典:https://ascii.jp/elem/000/004/104/4104386/
今回取り上げるのはデジタルアートとセンサーを活用するリハビリツール「デジリハ」。
デジリハはデジタルアートを活用し、つらく単調になりがちなリハビリを楽しく、効果的に行なうことを目的としたリハビリツールです。
30種類以上ものアプリで楽しみながら、身体を使うことができます。
この身体の動きを手指や手足、視線、マイクなど様々なセンサーが読み取り、定量化することにより、楽しみながら運動学習などのリハビリできるツールとなっています。
開発には理学療法士、作業療法士も関わっており、本格的なリハビリツールとして作成されました。
次に利用料金を見てみます。
●料金
料金はベーシック、プロ、プレミアムに分かれており、気軽に導入できるのは月額1500円のベーシックプラン。
機能に制限はありますが、個人向けであれば、このプランがおすすめのようです。
法人向け契約となるのが、プロとプレミアムプラン。
プロが月額3300円、年契約だと年額33000円、プレミアムは月額5500円、年契約だと年額55000円。
高額にはなりますが、複数端末で使用が可能になるなど病院や施設で用いる場合には使い勝手が良くなっています。
尚、PC内蔵マイク以外のセンサーはこれらの料金以外に費用がかかります。
では、デジリハの適応はどのような方なのでしょうか?
●小児への適応
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000039.000011497.html
デジリハの主なターゲットは子ども。
先天性疾患の子どもをもつ一人のお母さんが、娘が生まれた時からリハビリを必要としており、時には泣きながら治療を受けている娘の姿を見て「どうせなら楽しく、遊ぶようにリハビリができないか?」と考えたことがきっかけで、その考えをデジリハの代表に話したことからプロジェクトが進んでいきました。
現在は総合病院や児童福祉施設、特別支援学校ほか全国13拠点以上の施設に導入されているようです。
デジリハのテーマの一つに「患者じゃなくて、プレイヤー!」というものがあり、子どもさんたちが主体的に動いてもらえるような創意工夫がなされました。
今後はより多くのユーザーを包括し、社会的意義を高めるとしており、現在はメインターゲットは子どもさんですが、大人をメインターゲットにしたものもできてくるかもしれません。
いかがだったでしょうか?
リハビリにはモチベーションが大事になります。
特に子どもさんはやりたいことはしてくれますが、やりたくないことはしません。
辛さやつまらなさを緩和することでモチベーションを上げ、最大限のリハビリ効果が出るといいですね。
成人にもうまく応用できないか検討したり、開発されてくるものを試していきたいですね。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。