こんにちは。
皆さんは子どもさんとお金の話していますか?
日本ではお金の話は汚いとされ、あまりされないことが多くありました。
しかし、今後、経済の授業が導入され、金融教育は増えていきます。
これから私たちはどうしていくと良いのか吉川淳子さんの話から見ていきます。
●吉川淳子さんとは
出典:https://twitter.com/business_click_/status/1311354023757246464
吉川淳子さんはフリーアナウンサーで経済・情報番組のビジネスクリックのキャスターを長く務めた方です。
2011年に結婚され、現在はニューヨークに住まわれています。
吉川さんには小学生の子どもさんがおり、アメリカでの子育てを通して、アメリカ家庭のお金の教育に触れたことが子どもに「お金の話」をすべきだと考えるようになりました。
では、アメリカと日本では金融教育を受ける割合はどのくらい異なるのでしょうか?
●アメリカと学校で金融教育を受けた人の割合
2019年の金融広報中央委員会の調査のデータによると、
日本は学校で金融教育を受けた人の割合は7%、金融知識に自信のある人は12%でした。
アメリカは学校で金融教育を受けた人の割合は21%、金融知識に自信がある人は76%にも上っています。
日本とアメリカでは3倍ほど金融教育を受けた人の割合が異なります。
また、当たり前ですが、金融教育を受けた人の方が金融知識に対する自信もつくようです。
アメリカと日本のお国柄として自信のある人の割合が大きく異なっている可能性もありますが、教育があれば、日本でももう少し自信のある人の割合は増えそうですね。
では、吉川さんが子どもに金融教育を学ばせるポイントとしてあげた3選を取り上げます。
●学ばせるポイント3選
①買い物する前には、予算をまず決めさせる
使えるお金には限度があり、優先的に使いたいものに使っていかないといけません。
そのため、まずはいくら自分が使えるのか忘れないように、まず子どもに買い物の予算を考えさせることが、とても大切になるようです。
今後キャッシュレス社会が進んで、お金を使うという感覚がより、薄れがちになるため、子どもの時から意識していくことが破産を防ぐためにも必要になります。
②必要なものか、欲しいものかを考えさせる
買いたいものには日常で必要なものから、娯楽でほしいものまで分かれます。
今、買いたいものが何に分類されるのか考え、買っていくことが将来給料で暮らしていく中でも必要な力を養うようです。
必要なものを買ってから余剰資金で買いたいものを買っていってもらいましょう。
③買い物しながら、値段の話をする
私たちの買う商品の値段は昔より徐々に上がっています。
また、同じ商品でも店により価格が違います。
まとめ買いだとばら売りより安くなりやすいです。
こうしたことの理由を子どもと話すことで価格について考えるきっかけを与えます。
そうすると、価格の妥当性を知るだけでなく、価格の変動にも敏感になり、その背景にある社会の動きにも興味を持つきっかけになるようです。
いかがだったでしょうか?
私たちが子どもの時は金融教育はほとんどありませんでした。
しかし、私たちも含め、これからの子どもは金融について学び、実践していかないと将来が不安な状態です。
Youtuberの両学長の言葉を借りれば、「魚をあげるのではなく、魚の釣り方を教えてあげる」。
こうした教育は子どもたちにとって将来価値のあるものになるでしょう。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。