作業療法つぶやきブログ

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現役作業療法士(OT)のブログ。不定期週2回12時更新。カテゴリー一覧はスマホの方はページ下部へどうぞ。

【消防団】操法大会が団員負担の多くを占めているとの声が上がっている

こんにちは。

 

消防団の負担の大きな割合を占めるとされる操法大会。

現役団員も私と同じく、しんどい、不要と感じている人は多いのではないでしょうか。

SNSだけでなく、現場でも同じような声が上がり、変化があったようです。

 

静岡県袋井市

静岡県袋井市消防団では2022年から操法大会に向けた早朝練習を取りやめました。

2022年の記事によると「各分団は6月から約2ヶ月、週に3回ほど早朝訓練を行っていた。早朝という負担に加え、団員の動作をそろえるための練習に時間が割かれていた今後は週末などに集まり、現場で必要な動作に絞って練習する」とされています。

 

実際に経験した人は分かると思いますが、早朝練習は過酷の一言。

消防団員でない方も想像してもらいたいのですが、仕事前の朝4時や5時から1~2時間、整列やホースを投げる練習が行われます。

ただでさえ、仕事で疲れている中で、暑い時期に早朝から身体を動かし、仕事前にくたくたになってそれが週に3回も行われるのです。

 

団員からは「仕事前や、夜勤明けに訓練に出るのはつらかった。大きな改善だ」と改革を歓迎する声があったそうです。

 

しかし、本当に改革は進んでいるのでしょうか?

 

袋井市では過去に痛ましい出来事も

袋井市では過去に男性団員が自殺する出来事がありました。

2014年、入団2年目の33歳の男性団員が6月下旬の「消防操法査閲大会」の2日前に自殺

 

亡くなった男性団員はポンプ車を操作する選手として出場予定だったということで、残された遺書には、技術の未熟さをわびているとみられる文言があったそうです。

 

この影響で袋井市では整列や行進など規律の正確さを競う「訓練礼式大会」がありましたが、この自殺の影響を受けて、1年前倒しの2015年から廃止が決定したそうです。

 

しかし、操法大会は残っており、早朝練習廃止も2022年から。

あまりにも改革が遅いと言わざるを得ません

 

操法大会そのものは残っており、整列といった要素が減ったとしても果たして団員負担は減っているのでしょうか。

 

●2024年も行われていた県大会

7月某日、岡山県消防操法大会に向けて、ある分団の壮行会が行われました。

壮行会には消防団員、消防本部職員、来賓計約120人が出席

団長や市長からは「練習に練習を重ねてきた。全力を尽くして頑張ってください」などとあいさつがありました。

 

メンバー代表からは「これまで協力、応援いただいた方の思いに背かぬよう、全力を尽くすことを誓います」と決意表明があり、県大会へと向かったようです。

私の団でも県大会に向け、壮行会が行われました。

メンバーたちは2~3時間の練習を週3~4回、半年以上続けてきました

 

これが軽い負担でしょうか?

改善しなくてもいい点でしょうか?

操法大会本当に必要ですか?

 

それではまた次回の記事でお会いしましょう。

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