こんにちは。
「理学療法士、作業療法士などリハビリ職にはなったけど、今この仕事に向いているのかな?」
こう感じる人は少なくありません。
そうした中で転職し、新たな職場を目指す人も大勢います。
今回は作業療法士から福祉用具の業者へ転身した方をご紹介します。
●作業療法士から介護用品・福祉用具レンタル・改修担当へ
今回、ご紹介するのは「三井・メディックス鹿児島営業所、在宅事業部福祉用具専門相談員の新潟将吾さん」。
専門学校卒業後、9年間作業療法士として特養や病院に勤務し、現在の職場に転職したようです。
転職のきっかけは「取引で訪れる社員のはつらつとした姿」。
もしかすると同じように福祉用具業者の方のはつらつとした姿にあこがれた方はいるかもしれません。
●営業職への転職での苦労
しかし、営業職特有の「自分から動かないと声も掛けてもらえない」というものにとまどったようです。
病院や施設でのリハビリは自分から営業をかけなくても仕事は舞い込んできます。
ですが、それがなくなり、自分から取りにいかないと仕事がないのには苦労されたようです。
それでも、ケアマネや介護事業所などを一軒一軒訪ねては、いろんな話に耳を傾けた結果、徐々に営業は成功。
「初めてのお客さまは忘れられない。今もおつきあいさせてもらっています」と印象深い利用者さんとの付き合いは続いているようです。
●強み
作業療法士からの転職で最大の強みは「機器導入後の暮らしをイメージし、常に相手の立場に立った提案ができる」というもの。
実際に最初は「手すりは要らない。」と言われましたが、ケアマネを通じて丁寧に説明し、後日「あってよかった。」と感謝されたこともあるそうです。
自身の経験を活かし、少しだけ違う領域にいく「軸ずらし転職」が成功のものだったようですね。
●軸ずらし転職とは
軸ずらし転職とは「職種は変えずに業種のみを変える」または「業種は変えずに職種のみ変える」のように、今まで経験してきたことを生かしつつ、他のことにも挑戦する転職方法です。
前職の知識や経験が生かせるので、収入が上がりやすく、一時的に下がったとしても、短期間で前職の収入を超える可能性が高いのも特徴とされています。
また、経験を活かせるので、スキルアップとしても好まれています。
軸ずらし転職でやりたいことをやっている新潟さん。
私たちも軸ずらし転職で新たなことにチャレンジするのはありかもしれません。
実際に福祉用具の業者に転職した人も私の周りにはいました。
後悔しない転職をしていきたいですね。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。