こんにちは。
買い物は身体や頭を使い、気分転換にもなることから非常に良い効果をもたらしてくれます。
そんな買い物を専門にリハビリが展開されてきました。
今回はショッピングリハビリについて取り上げます。
●ショッピングリハビリとは
ショッピングリハビリとは文字通り、買い物を通じて高齢者の方々を支援する関わり。
群馬県中之条町などで展開されており、デイサービスの施設などで行われているようです。
デイサービスのように施設へ送迎された後、体操などで身体を動きやすくして買い物に出かけます。
とある日はスーパーにつくと、利用者5人が約50分、それぞれカートを押し、メモを見るなどしながら買い物を楽しみ、スタッフ3人がその様子を見守りました。
買い物の後、スタッフは5人のレシートを見ながら、お金を使い過ぎていないかなどを確認するなどアフターフォローもするようですね。
利用料金は要支援は月1364円で、週に1回、要介護者は13640円かかるようです。
では、次に目的を見ていきます。
●目的
目的としては身体を動かし廃用予防、買い物リストを考えることで認知症予防ということがあげられます。
また、デイサービス運営会社社長は「介護予防と掲げると、高齢者は身構えてしまう。参加を後押しする仕掛けが必要。買い物のついでなら、少し運動してもよいかと思ってもらえるはず」と語っています。
自宅に引きこもりやすい方のサービス利用につなげるのも狙いのようですね。
では、実際の利用者の声を聞いてみます。
●利用者の声は?
90代女性
「参加した時にまとめ買いしている。歩くと家からスーパーまで30~40分かかるので、とても助かっている」
80代女性
「普段の買い物は家族がしてくれるので、ショッピングリハビリに参加した時は自分の好きな物を買うようにしている。前日から考えてメモするのも楽しい」
このように好意的な声が聞かれました。
また、63%の利用者が「生活に楽しみができた」とアンケートに答えており、好評なようです。
いかがだったでしょうか?
今のところリハビリ職が同行し、動きを見ながらではなく、スタッフさんが同行し、一緒に動くという色が強いです。
今後はセラピストも介入することが増えていくでしょうか?
それではまた次回の記事でお会いしましょう。