作業療法つぶやきブログ

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現役作業療法士(OT)のブログ。不定期週2回12時更新。カテゴリー一覧はスマホの方はページ下部へどうぞ。

【感染症】コロナウイルスの後遺症、怖いのは何?

こんにちは。

 

猛威を振るっているコロナウイルス

第8派でも多くの人が感染しました。

よく言われる後遺症ですが、色々な研究でなにが怖いのか見えてきたのもあるようです。

 

●コロナ後遺症についての研究

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コロナ後遺症についてアメリカのラホヤ免疫学研究所自己免疫・炎症センターのソニア・シャルマ准教授は「肺だけにとどまらない。ほとんど全ての臓器でウイルスと免疫システムの間で闘いが発生する可能性がある。完全なゲームチェンジャーだ」と話しました。

 

いくつかの研究では、コロナウイルスが患者の免疫防御を損ね、帯状疱疹を引き起こすウイルスなど、体内に残るウイルスを再活性化する可能性を示唆しています。

インフルエンザの場合は気道を中心にダメージが残る可能性があります。

しかし、コロナは全身に眠る病気のリスクを呼び起こすようです。

 

この一つの病気を契機に他の部分に障害を多く引き起こす、このシステムを一つの爆弾から多くの爆弾が飛び出す「クラスター爆弾」と例える学者も出てきました。

病気の世界でのクラスター爆弾も非常に手ごわいです。

 

また、コロナで重症化した患者では、免疫細胞集団の変化や特定の白血球の持続的活性化といった免疫障害が最大1年後まで継続

後遺症で動きにくい方はこうした免疫障害により、感染症や自身の病気の増悪が原因となっているのかもしれません。

 

感染症が蔓延していく?

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オーストラリアの研究ではコロナ患者のわずか5%に免疫機能障害が生じた場合でも、他の多くの感染症による脅威が高まる可能性があると指摘されました。

後遺症の方が多くなればなるほど、他の感染症が猛威を振るう可能性があるようです。

第2、第3のコロナウイルスが出てくるのは恐怖ですよね。

 

●老化も早まる

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人によってはコロナ感染後の1年で通常の4年分の老化ペースと同じ腎機能の低下があったそうです。

心臓などにも同じように機能低下を認め、本人が気づかないうちに心疾患などの状態が進行し、数か月後に発症して命に関わることもありました。

コロナ後遺症は知らず知らずのうちに私たちの命をむしばんでいくかもしれません。

 

いかがだったでしょうか?

リハビリ関係者でもそうでなくても多くの人が関わり罹患するコロナウイルス

こうした怖い情報もでていますが、まだまだ未知のウイルスであり、後遺症の経過も分かり切っていないのも事実。

過度に恐れる必要はないかもしれませんが、何も対策をしないのはあまりにも無謀です。

過剰すぎず適切な対策をしながら身を守っていきたいですね。

 

それではまた次回の記事でお会いしましょう。