こんにちは。
3月は別れの季節でもありますね。
皆さんの職場は別れがありましたか?
今回は理学療法士・作業療法士の離職率、看護師の離職率、離職理由、退職したいと思ったらどうするのかについて取り上げます。
●理学療法士・作業療法士の離職率
理学療法士の平成25~27年離職率はこのようなデータが出ています。
出典:https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10801000-Iseikyoku-Soumuka/0000120210_4.pdf
3年間のデータで1年あたりの平均離職率は医療分野で10.2%、介護福祉分野で18.8%となっています。
特に介護領域を中心に退職が多くなっています。
訪問リハビリは37.4%と群を抜いていますが、母集団(n)が少ないだけに少し偏ったデータになっているかもしれません。
介護福祉分野が多いのは個別リハ時間が少なく、実習の時のイメージと違ったことやサービスの一環としてしかリハビリが行えない(単位として算定できない)ことがあるからといった理由があるのかもしれません。
では、同じような医療職として看護師の離職率を見ていきます。
●看護師の離職率
出典:https://gemmed.ghc-j.com/?p=33226
医療分野しかデータがありませんでしたが、全体としては離職率が10.7~10.9%となりました。
リハビリが10.2%だったことを考えると、大きな差はないようです。
看護師のデータを見ていくと個人病院や私立病院での離職率が高いことが分かります。
反対に公立病院や厚生連(農協)については離職率が低いです。
つまり、安定して昇給があり、経営もコロナ渦のような状況が来ても職員にまで影響が少ない病院については離職率が低いということですね。
私自身の印象でもリハビリも同じような傾向があります。
また、新卒での離職者は少ないようです。
これは看護師が何年か継続して勤務すると奨学金の返済が免除されるシステムをとっているところがあることが影響していると思われます。
リハビリでも時々、そういう契約を見かけますが、奨学金の返済が一部や全額免除されるのであれば、その期間はお礼奉公で働こうとなることが多いようですね。
では、リハビリで離職する理由にはどのようなものがあるのでしょうか?
●離職理由
①他の領域に挑戦したい
「急性期で勤務していたが、回復期が見たい」、「病院で勤務していたが、介護領域で働きたい」
リハビリ職として勤務している以上、自分の興味のある分野や合う領域・合わない領域が出てきます。
働きたい分野が新たにできたという前向きな理由での離職があります。
②キャリアップしたい
見たい領域では働けているけれども、更なる症例さんを求めて転職するパターンもあります。
大学病院のような大きな規模でないと担当できないような手術後の患者さんや疾患の方がいます。
自分がその道で極めたいという理由で辞める人もいます。
③家庭の事情
結婚や出産、家族の介護など様々なことが働いていると出てきます。
家庭の事情でやむを得なく離職というケースもあります。
④職場環境が嫌
上司が嫌、同僚が嫌、ハード面で職場が嫌といったように働く環境が嫌で離職するという場合もあります。
これは①~③と比べて後ろ向きな理由ですね。
自分が壊れそうだとか、どうしても意欲がわかない場合にはこういった理由も仕方ないのかなと思います。
ただ、不満ばかりで辞めると次の職場でも違う面で不満ばかり溜め込む可能性があります。
そうなると次の職場でもすぐに退職してしまうことも考えられます。
ですので、この理由の場合は一度立ち止まって考えましょう。
そして、どうしても耐えきれないなら辞めましょう。
自分の心と身体が一番大切なので。
最後に転職したいと思ったらどうすべきか見ていきます。
●転職したいと思ったら?
大きく分けて二つです。
①転職エージェント
色々なサイトがあるので比較してみるといいと思います。
エージェントに相談することで自分の望む条件やその施設の裏側も知ることができるかもしれません。
相談するだけならリスクもないので、辞める前にまずは相談だけしてみましょう!
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②知り合いを頼る
これは信頼できる人を通じれば確実な情報を得られやすいのでおすすめです。
良い面だけでなく、悪い面も教えてくれる人とうまく繋がれれば、良い職場を見つけやすいですし、転職もスムーズにいきます!
色々な方法で自分に合う職場を探しましょう!
ではでは。