作業療法つぶやきブログ

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現役作業療法士(OT)のブログ。不定期週2回12時更新。カテゴリー一覧はスマホの方はページ下部へどうぞ。

【作業療法】目からうろこの電動オープナー

こんにちは。

 

自力でペットボトルやビンの蓋が開けられない。

こうした悩みを持つ人は病気や高齢の方、握力の弱い方に多いです。

そんな悩みを解消するかもしれない電動オープナーを見かけたのでご紹介します。

 

●電動オープナー


 

今回ご紹介するのはこのような電動オープナー。

使い方は

①オープナーを缶や瓶の上にセット

②オープナーのボタンを押し、起動するまで抑える

③起動後は手を放し、自動で蓋を開けてくれて、開け終わると自動でストップ

 

このようにシンプルで簡単に開けることができるようです。

対応サイズは30mm~88mm円形の缶、瓶

 

便利だなーと思いながら、ペットボトルの蓋の直径を調べてみると一般的な大きさがなんと28㎝

この商品ではペットボトルの蓋が開けられない可能性が出てきました。

 

そこでもう少し調べると小さいタイプに対応しているものもありました。

 

●ペットボトル電動オープナー


 

それがこちらの商品。

使い方は

①ペットボトルの蓋の大きさにサイズを合わせる

②ボタンを押す

③押し続けると蓋が取れる

 

この3段階で簡単に蓋が取れるようです。

 

●適応

では、どのような方が使用することが多いか考えると、まずは脳卒中片麻痺の方。

片手が使えないとうまく瓶やペットボトルの蓋を開けることができません。

痙性が強ければ、麻痺側で固定して開けることもできますが、弛緩性麻痺では厳しいことも多いです。

ペットボトルを固定する補助具を使用するのではなく、こうした道具を使うのもいいかもしれません。

 

他には握力の弱い高齢者や子ども。

手動のペットボトルオープナーを使用しても開けられない時は、こうした道具を使用するのもいいでしょう。

 

また、難病系の方も徐々に機能が落ち、開けにくいという方がいます。

在宅で働くセラピストも覚えておいて損はないでしょう。

 

いかがだったでしょうか?

手動では安価で多く使用されているボトルオープナー。

それを使用しても難しい場合、今回ご紹介したものも検討してみてはいかがでしょうか?

 

それではまた次回の記事でお会いしましょう。