こんにちは。
様々な場所で用いられている仮想現実ことVR。
医療の現場でも使われ始めています。
今回は転倒予防にもVRが用いられるのかということについて取り上げます。
●VRとは
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かなり私たちの生活に身近になってきたVR。
VRとは 「Virtual Reality」の略で、「仮想現実」を指します。
限りなく実体験に近い体験が得られるといわれており、アミューズメントパークなど屋外施設、医療の現場、普段の動画視聴など様々な場面での活用が広がっています。
●RehaVR
出典:RehaVR公式ページをリニューアルしました - silvereye株式会社
RehaVRとは2017年に設立されたsilvereye株式会社の製品。
ゴーグルのようなヘッドセットとコントローラー(タブレット)から成るシステムで、ゴーグルを装着すると目の前に観光名所のパノラマ映像が投影されます。
散歩コースを選択し、足元のペダルをこぐと、その回転と連動し、漕ぐスピードに合わせて映像が動いていきます。
感覚としては歩行ではなく、自転車程度の速度感覚での移動もできるそうです。
コースは
・江の島
・スカイツリーの近く
・首里城
・兼六園
これらの様々なものなどがあり、秋田犬と散歩といった日常の散歩まで楽しめるようです。
こうした散歩コースを用いて「患者が長く歩きたくなるなどのモチベーションを高め、リハビリの効果を上げていくこと」を目標としてあげています。
VRの効果を高めるには海辺ならさざ波の環境音を入れる、扇風機で風を送るのもいいようですね。
●効果は?
出典:https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/feature/00053/061600006/
海外の先行研究では半年間のトレッドミルによる歩行運動と、トレッドミル+VRで仮想の散歩道を見せながらの歩行運動を比較したところ、VRを交えた方がで転倒リスクが有意に下がったとされました。
こうした先行研究も参考にしながらRehaVRは作成されたようです。
●値段は?
気になるお値段は全てがセットで最安が税抜月額3万円!
通信機器は別での設定が必要となっています。(通信も設定に入れると39800円)
12ヶ月契約のため、最低利用コストは年間約40万となります。
これが安いか高いかは施設や病院の判断になると思いますが、それなりのお値段はかかります。
しかし、導入すれば目玉として集客もできるかもしれません。
実際に全国の10以上の病院や施設は導入しています。
気になるようであれば、一度会社に問い合わせ見てもいいかもしれませんね。
他のVR活用についてはこちら
それではまた次回の記事でお会いしましょう。