こんにちは。
2023年初頭からファーストリテイリング社の衝撃の賃上げニュースが入ってきました。
給料で悩むことが多いリハビリ業界。
リハビリ業界からUNIQLOに転職するのはアリなのか、メリット、デメリットについて考えていきます。
●UNIQLOの初任給アップ幅
出典:@UNIQLO_JP
年明け早々大きな話題となっているのが、大手衣料品ブランドのユニクロやGUを運営するファーストリテイリングの大幅な賃上げ。
これは3月から国内正社員ら約8400人に対して、最大40%にもなる大幅な賃上げを実施するというものでした。
具体的な数字で衝撃的だったのが、新卒社員の新たな初任給水準。
現行の25.5万円から30万円まで引き上げるという数字はネット上でも話題となり、Twitterではトレンド入りしていました。
ちなみに理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の初任給は23~24万が平均的とされています。
ほとんど同じだった初任給が急激に差がつくという事で金銭的にはリハビリ職を選ぶ理由はないのかもしれません。
ですが、カラクリもあるようです。
●非正規雇用の増加
2017年のファーストリテイリングの従業員構成は準社員やアルバイトといった非正規雇用の割合が41.6%。
これが2022年には49.3%まで増加。
今回発表されたのは正社員の初任給が上がることです。
非正規については分かりません。
つまり、会社の業績によっては「正社員を賃上げする代わりに、正社員の人数を減らしたり、非正規雇用化したりして帳尻を合わせる」という対策がとられる可能性があります。
賃上げの裏側には非正規と正規の格差がより広がる危険性を含んでいます。
果たして、ファーストリテイリング社の動きは社会にとっていい動きとなるのでしょうか?
では、ここからはリハビリ職がファーストリテイリング社に正社員として転職するメリット、デメリットについて考えてみます。
●リハビリ職からの転職、メリット、デメリットは?
メリット
①給与アップが見込める
初任給アップは間違いないです。
リハビリの初任給は現在のファーストリテイリング社と同程度か少し低い水準であり、昇給幅も少ないです。
初任給が23万でそれが30万に上がるのはかなりの時間が必要。
それがいきなりもらえるというのは魅力的ですね。
②服が好きなら楽しい
UNIQLOやGUはファッションに関わる業界。
色々な服を選ぶのが楽しい、おしゃれを楽しむのが好きという人にとっては転職になるかもしれません。
デメリット
①生活や会社の状況の変化により、非正規雇用になり、給料が下がるかも
男性、女性問わず、最近は育休をとる場合があります。
また、病気で会社を長期で休むケースがあります。
休まなくても時短になるケースもあります。
そうした場合に会社側から非正規での再契約を言われ、その際に給料が落ち込んでしまうこともあるかもしれません。
また、自己都合でなく、会社都合で勤務形態を調整される可能性もあります。
こうしたリスクは認識しておかないといけません。
②店によってはノルマがあるかも
昔のUNIQLOは販売実績、新商品が出たら購入命令、始業時間の1時間前に出勤など様々なルールが存在したと噂されています。
現在は分かりませんが、もしノルマがあるなら思ったより辛い仕事だったということがあるかもしれません。
リハビリでのノルマは現在は20単位以下が増えてきましたし、ノルマがあるなら転職した方がきつくなりそうです。
③遅くまでの勤務、土日勤務が増えやすい
リハビリでも回復期病棟では365日リハビリが増えました。
ですが、毎週必ず土日に勤務が入るということはありません。
しかし、UNIQLOの場合、土日にお客さんがくることが多く、土日出勤、平日休みとなるケースが回復期病棟と比べ増えます。
また、勤務時間も朝は遅くとも夜は遅くなりやすいので、家族との生活リズムはあうのかなど確認しないといけません。
いかがだったでしょうか?
どの仕事を選ぶのもメリット、デメリットがあります。
何が良いのか、自分には何が向いているのか考えながら仕事を決めていきたいですね。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。