こんにちは。
脳性麻痺の子どもさんや寝たきりになった方はオムツ交換が必要になる場合があります。
そんな時に悩ましいのが更衣。
病院で寝たきりの方はズボンは手間がかかるので、前開きの浴衣のような服を着ていることも多いです。
そんな中でうまく活用できるかもしれないユニクロのボディスーツをご紹介します。
●ボディスーツとは
出典:ユニクロ公式 | KIDS コットン前あきクルーネックボディスーツ(半袖)
ボディスーツとは上下がつながっていて、股についているスナップを開け閉めできる肌着。
イメージしやすいのは乳幼児が着る「ロンパース」ですが、ロンパースは肌着でなく、洋服の部類になるようです。
●特徴
出典:ユニクロ公式 | KIDS コットン前あきクルーネックボディスーツ(半袖)
今回、ご紹介するユニクロのボディスーツの特徴は左側にボタンをつけることで脱ぎ着をしやすくしているというもの。
一般的な肌着は身体を起こして頭を通し、腕を通すなど起こさないと着にくいですが、これは寝返りだけでも着ることができます。
また、ボタンが左側にあるのは、うつ伏せでも痛くないような設計のためのようです。
そして、最大の特徴は160センチまであること。
同様の形の服は子どもサイズで100センチまであるかないかという場合もありますが、これは大きなサイズまで対応しています。
そのため、人工呼吸器をつけているような子どもさんや脳性麻痺の子どもさんが大きくなっても使用できるというメリットがあります。
では、使用感はどうなのでしょうか?
●愛用者の声
出典:ユニクロ公式 | KIDS コットン前あきクルーネックボディスーツ(半袖)
良かったコメントでは
「筋緊張が強い息子に着せるのがやっとだったところ、UNIQLOさんからサイズ展開が豊富な前開きロンパースが発売されて大助かり」
「前開きなので寝たきりの子には着させやすく、大変助かる。 お値段もリーズナブルなので嬉しかった」
「歩行器歩行の練習中で今までのロンパースだとすれてあざになったりしていましたが、これは太もも周りも余裕があり大丈夫」
などの意見が寄せられていました。
一方、悪かったコメントとしては
「左側ボタンは非常に使いにくかった。寝たきりの子の場合、左側下にして寝てる時もあるので、真ん中開きになる真ん中ボタンの方が絶対に良いと思う」
「ボタンが脇なので注入の時にほぼ外してしまうことになってしまい、ちょっと不便」
このようなコメントがあり、うつ伏せで痛くないように調整した左ボタンがあだになってしまったようです。
脳性麻痺で背が伸びた方はうつ伏せをとることがあるでしょうが、人工呼吸器が必要など医療ケアが必要な方がうつ伏せになる頻度は高くないと思われますし、左側だけでなく、真ん中タイプもあってもいいかもしれません。
他にも夏場は熱くなるということで、ノースリーブ希望、冬用の長袖希望の意見もありました。
おおむね多くのユーザーさんに満足してもらっている商品の様ですが、亜種を出していくのも良さそうですね。
いかがだったでしょうか?
大きなものを作成した経緯は分かりませんが、子どもさんから高齢者の方まで幅広く使いやすいものができました。
こうしたものをうまく共有していきながら、家族さんの負担軽減や対象者の倦怠感や不快感軽減に繋げていけるといいですね。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。