こんにちは。
新型コロナウイルスがまたしても全国で猛威を振るっています。
今回の第7波では前回の第6波を大きく超える数の感染者が出ています。
過去最高の感染者が出ている今回の第7波ですが、陽性率はどうなっているのでしょうか?
●これまでの陽性率おさらい
陽性率とは「検査人数に対する陽性者の割合」です。
1000人検査して100人陽性なら、陽性率は10%となります。
東京都のデータなどでは過去7日間の平均が計算で用いられています。
流行初期に新型コロナウイルスが流行した時の陽性率は一時30%超えという時がありました。
しかし、これは全体の検査対象やキャパシティが少なく、限られた人にしか検査できなかったので、数字が大きくなったとされています。
その後、2021年の1月に爆発的に流行った際には約15%前後まで上昇しました。
その後、一時的に落ち着きましたが、第5波が訪れた2021年夏、陽性率は一時、24%を記録しています。
更に2022年初頭に訪れた第6波の陽性率は38%を記録するなど、大幅に上昇し、過去最大を記録しています。
では、今回の第7波はどうなのでしょうか?
●第7波の陽性率
今回の陽性率は7月26日のもので50.3%!
ついに検査者の半数以上が陽性と判断されるまでになっています。
約半数ですから本当に驚異的な数字になってきました。
第6波よりも全体の検査数は上昇しています。
検査数が上昇しても陽性率が下がらないどころか上がる。
深刻な事態ですよね。
なぜ陽性率は上がっているのでしょうか?
●陽性率の高さの要因は?
①濃厚接触者(検査数)の限定
まず、濃厚接触者を限定してきているということです。
現在はマスクをして接触していれば、濃厚接触者に当たらず、同居家族以外は検査対象となる頻度も減少しています。
本当に感染が疑われる人を段々と特定できてきたことで必要な人への検査が行われ、陽性率が上がってきたと考えられます。
②ウイルスの感染力の強さ
オミクロン株が最初に猛威を振るっていた時期に流行していたBA1やBA2よりも第7波で流行しているBA5の方が感染力が高いとされています。
ウイルスそのものが強くなり、感染力が向上した。
この要素も今までの株であれば濃厚接触者が感染せず、陰性となっていたものが、感染して陽性となってしまうケースを増やし、陽性率を引き上げていると考えられます。
いかがでしたか?
ある意味検査の精度や最低限の検査の厳選が進んだことで陽性率は上がっているのかもしれません。
しかし、感染力が強く、危険な方が多いのも事実。
外出するにしてもしっかりと対策を取りながら外出していきましょう。
マスクを外して大声で離すなどは避けていきましょうね!
第6波まではこちら
それではまた次回の記事でお会いしましょう。