こんにちは。
岸田総理は総裁選の時から医療従事者の待遇改善をうたっています。
そんな中、岸田総理よりいち早く動いた企業がありました。
それがSOMPOケアです。
今回はSOMPOケアがどのような動きをしたのか見ていきたいと思います。
●SOMPOケアとは
SOMPOケアについて調べるとこの様に出てきます。
「超高齢社会におけるさまざまな時代のニーズに対応することで培ってきた総合力を活かし、皆さまお一人おひとりに合わせたフルラインナップの介護サービスを提供します。」
「介護のお悩みからホームの見学までなんでもご相談ください」
業務内容としては
・介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)やサービス付き高齢者向け住宅の紹介
・ケアマネ紹介
・ケアマネ紹介
・ヘルパーや訪看など様々なサービスの提供
・福祉用具レンタル
・介護の相談
など介護分野で多岐に渡るサービス提供を行っています。
●来年度からのSOMPOケアの待遇改善策
SOMPOケアは来年度、管理職、リーダー、ホーム長など事業所の責任者およそ1200人の年収を、約55万円増やす方針を打ち出しました。
更に、3年ほどの経験を積んで現場のマネジメントを担う介護福祉士らおよそ1000人の年収も約50万円引き上げるそうです。
企業として捻出する金額は24億円!
育成のみならず、優秀な人材も引き入れるための戦略のようですね。
注目すべきは管理職やマネジメント業務を行う職員という事です。
つまり、ただ単に業務をこなしているだけではいけません。
管理職になるために、マネジメント業務を行うためにどうすれば良いかを考え、動いていかないとこうした報酬アップの恩恵を受けることができないのです。
企業としては高いお金を払う代わりに、しっかりとした組織を作り、職員が自己研鑽に励み、サービスの質を向上させることが狙いの様です。
一定の技術・知識を持って職務にあたる社員の賃上げを通じ、ITを活用しながら、「人は人にしかできない高度な仕事ができる未来の介護の担い手」を育成していきたいようですね。
これだけ思い切って人材育成をしていくのはすごいことだと思います。
●今後は?
SOMPOケアは2019年にも約10億円を使って介護職の大幅な処遇改善を断行した経緯があるようです。
前回が10億円、今回が24億円とどちらもすごい額ですよね。
更に今後はリーダー級の介護福祉士らの年収を看護師と同等のレベルまで引き上げる計画がされており、ケアマネジャーやパートなどの給与の引き上げも図っていくそうです。
今後、SOMPOケアに続く企業はあるのでしょうか?
リハビリも待遇改善があるのでしょうか?
注目が集まります!
●最後に
医療従事者は国が定めた制度の中で利益を出していくため、政策に左右されやすく、安定はしても薄給で働くことがしばしばあります。
現状の給料に満足していない方も多いのではないでしょうか?
今回、一企業が動いたことで流れが変わるかもしれません。
他の企業も動くかもしれませんし、岸田総理も今後「公的価格評価検討委員会」を設置して公的価格のあり方を抜本的に見直していく予定です。
給料が全てではありませんが、上がることにこしたことはないですね。
上がると嬉しいですが、上がる上がらないに限らず、しっかりと価値のある報酬に見合った仕事をしていきましょう!
ではでは。