こんにちは。
線状降水帯により、各地で被害が起きています。
近年、自然災害が頻発していますが、その中で大変なことになっているのが、火災保険です。
今回は火災保険の今後について取り上げます。
●火災保険とは
火災保険は家(戸建て、アパート)や家財を災害から守る保険です。
「火災」という名前ですが、保険内容によって、水害、落雷、風災、雪災、水漏れ、盗難など様々な災害を保証してくれます。
「家災」に対して保証をしてくれるイメージですね。
地震による災害も火災保険とセットで入ることができます。
●火災保険の現状
出典:https://finance.recruit.co.jp/article/n014/
火災保険の支払い件数や支払額は2018年に大きく伸びました。
台風や豪雨といったことが多く発生したからです。
ここ数年、豪雨などの被害が大きく、別の企業が試算した数字では2018年度が1兆5000億円強、2019年度も約1兆720億円という凄まじい数字がありました。
1兆越えですから、すごい金額ですよね。
2020年は2500億円強と年により、大きな差があるようです。
●火災保険の今後
年により、被害の程度は変わりますが、今年を見ていても豪雨による被害は後を絶ちません。
土砂崩れや街が水没している映像を何度も見かけた方も少なくないと思います。
こうした情勢の中、保険会社は保険料の値上げに踏み切ろうとしています。
今までの金額ではまかないきれないレベルで災害が起こってしまっているということですね。
災害が多発している日本では、今後もこの流れは止まらないと言われています。
2021年6月16日には損害保険各社でつくる団体、損害保険料算出機構からある発表がなされました。
それは火災保険の保険料の目安となる参考純率を全国平均で10.9%引き上げるというものです。
ちなみに2018年は5.5%、2019年は4.9%だったことから考えると、今回は大幅な引き上げ幅であり、今までで最高だった8.7%を超えて、過去最大の上り幅となります。
地方によって値上げ額には差があり、36%も上がったところもあれば、10%引き下げられたところもあります。
災害が起こりやすい地域で差は生まれるかもしれませんが、全国的には引き上げの流れがきています。
また、保険期間の短縮もおこっており、長期契約が10年から5年に見直されてきています。
長期であれば、金額が固定され、値上げの影響もなかったのですが、災害の事情に合わせて短縮されます。
割引率も下がるので、新築購入時に一気に10年のものに入って年あたりの保険料をおさえることもしにくくなりました。
●私たちが考えるのは
1つは相見積もりです。
必要なところに必要な分だけ保険がかけられるように様々な会社を比較することが大事です。
今は価格ドットコムなどで条件を設定すれば、オススメ5社の見積もりが届きます。
私も利用しましたが、入りとして使用するのは便利かなと思います。
また、もう1つは収入を伸ばすことも大事です。
火災保険が上がるなら、その分収入も伸ばせれば、相殺できます。
会社で頑張ることも大事ですが、転職や副業も大事ですね。
火災保険は戸建て、アパート関係なく、加入することが多いです。
必要なものにかけるお金はかけつつ、最低限の掛け金で最低限度の保証がされるようにうまく調整していきたいですね。
ではでは。