こんにちは。
先日からの線状降水帯による豪雨により、各地で被害が出ております。
その中で消防団として活動されている方たちもSNSやニュースで拝見しました。
今回の豪雨での活動を確認しながら、訓練のあり方について考えます。
●今回の豪雨被害後の活動
出典:青森県 風間浦村 (@kazamauramura) | Twitter
こちらは青森県にある風間浦村のツイッターから引用した写真です。
土砂の中を地域住民や消防団など様々な方々が復旧作業にあたっています。
大変な中、皆さんが力を合わせられているのが伝わってきます。
他の地域でも消防団は水門の解放に向かったところもあるようです。
また、土嚢積みを行い、川が氾濫して地域が被害を受けないように活動したところもあるようです。
大変な状況の中、活動した団は多くありました。
このような有事の際には必要な訓練はなんでしょうか?
●必要な訓練
水害訓練
この訓練は昨今の状勢を見ていると必須な印象を受けます。
もちろん、自分の地区は土砂崩れの危険性も高くないし、氾濫の恐れも少ないという団はあると思います。
ですが、今日本では想定外の災害が頻発しているのも事実です。
水害が発生した地域では避難誘導やボートを使っての避難訓練が必須と思われます。
いざという時にボートの場所が分からない、使い方が分からない、ライフジャケットの着せ方が分からないでは活動になりません。
水害が発生していない地域でも訓練は必須です。
例えば、水位が増した時に土嚢を作って持っていくとします。
土嚢の袋、スコップはありますか?
どこで土を詰めるかわかりますか?
どこに持っていけば一番氾濫を防ぐのに有効ですか?
これらが分かる団はいいと思います。
ですが、分からない団もあるのではないでしょうか?
私も自分の地域ですら分からないこともあります。
●訓練に取り入れるには
訓練時間の捻出
これが必須です。
ですが、本業もある中、時間を割くことは容易ではありません。
やはり、見直すべきは操法大会
操法大会の廃止もしくは見直しが必須だと思われます。
過去にもいくつか取り上げました。
この操法大会の練習は長期間の拘束になります。
この時間に加えて、新しい訓練となると自分の時間を更に犠牲にしないといけません。
ポンプの操作方法は必要です。
連結の練習も必要です。
ですが、整列の練習は不要です。
火事や災害の現場で、足並みを揃えて数歩行進する場面はありません。
こうしたことに無駄に割かれている時間を有用な訓練にあてるべきです。
今、コロナウイルス流行にて活動が制限され、団員活動を見直すには絶好の機会です。
昨今の情勢を含め、実践的な消防団に変わってほしい。
全国の団員の声が届きますように。
ではでは。