こんにちは。
皆さんはいろんな話の出来る友人や知人は多くいるでしょうか?
学生時代は付き合いがあったけど、就職してから疎遠になったり、反対に働き始めてから仲良くなったりする人もいると思います。
知人が多くない場合でもなんでも話せる友人が一人はいる方も多くいらっしゃると思います。
今回は日本の高齢者が友達が多いのか、見ていきます。
*今回の高齢者は60歳以上を指します
●世界から見た日本の高齢者の人付き合い
各国約1000人に行った質問はこうです。
「家族以外でお互いに相談や世話などをする友達がいますか?」
いないと回答した人はアメリカが14.2%、ドイツが13.5%、スウェーデンが9.9%でした。
では、日本はというと31.3%最多となりました。
アメリカやドイツの倍、10人に3人が相談できる相手が家族以外にいないという結果になりました。
また、相談したりされたりするでは20.0%、病気の時に助け合うでは5.0%となっており、いずれも日本がアメリカ、ドイツ、スウェーデンを下回っています。
民族的なものなのか分かりませんが、日本人の人付き合いの少なさが浮き彫りになっています。
では、少ないとなにが問題になりそうか考えていきます。
●家族以外と人付き合いが少ないと
一番の問題は認知症発症や進行の危険性が高まることです。
認知症は人と関わることが少ないと脳を使う頻度が減り、神経細胞の衰退を促し、発症・進行しやすくなります。
家族との関わりでもちろん一定の予防効果はあります。
家族とも色々な話をしますからね。
ですが、他人と会うのとはまた違います。
例えば、皆さんは家で着る服と外行きの服がありませんか?
それを着分けていますよね。
パジャマで出かける人はそうそういません。
他人と会うという事は身なりを気にします。
この服装を考えることが一つ脳にとっては良いことです。
また、女性では化粧をしたりもします。
男性は化粧は少ないかもしれませんが、髪の毛やひげを整えたりはすると思います。
こうした自分の身なりを気にすることが認知症予防にいい効果をもたらします。
スケジュールの管理を行うことも他人と会うメリットです。
何日の何時にどこで待ち合わせる。
こうした約束もスケジュール管理という脳を使う出来事の一つになってきます。
頭で覚えられなければ手帳を使うかもしれません。
こうしたことも認知症予防には効果があります。
このように他人と会うことはメリットが多くあります。
直接会わなくても電話でのやり取りで話もできますし、電話を取れなかったら、かけ直すことを覚えて行動します。
家族も重要ですが、家族以外との付き合いも様々なことがあるんですね。
友人は多くなくても大丈夫ですが、数人だけでも他者との関わりを大切にしていきましょう。
ではでは。