作業療法つぶやきブログ

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現役作業療法士(OT)のブログ。不定期週2回12時更新。カテゴリー一覧はスマホの方はページ下部へどうぞ。

【健康】マイルドドラッグとは

こんにちは。

 

今回はマイルドドラッグについてご紹介します。

ドラッグというと危険なイメージがあるかもしれません。

マイルドドラッグは私たちの生活にすごく身近な存在です。

今回はソフトドラッグとハードドラッグとは何か、マイルドドラッグとは何か、なぜ中毒性があるか、対策について取り上げますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

●ソフトドラッグとハードドラッグ

ソフトドラッグとハードドラッグについてはオランダの薬物政策の実施過程において便宜的に生まれた言葉のため、明確に分ける基準は決まっていません。

日本やアメリカ、イギリスでは別の分け方がされています。

オランダアヘン法では以下の様に分けられています。

ソフトドラッグ:身体的・精神的中毒性が(ハードドラッグに比べ)低いドラッグ、もしくは、中毒性が明らかでないドラッグ。マリファナマジックマッシュルームなど。

ハードドラッグ:非医学的使用が非合法であり、深刻な身体的・精神的中毒をもつドラッグ。ヘロイン、コカイン、モルヒネなどを指します。

では、今回取り上げるマイルドドラッグとは何を指すのか見ていきましょう。

 

●マイルドドラッグ 

マイルドドラッグは「お菓子」を指します。

 

 「お菓子に危険性なんてないよ!」という方もいると思います。

もちろんお菓子を食べたから捕まるということもありません。

 

なぜ今回、お菓子がマイルドドラッグとして取り上げられたかというと、

砂糖などの中毒性

が注目されたからです。

 

お菓子って甘くておいしいですよね。

その甘味には砂糖、果糖、人工甘味料、時には塩や油も関わってきます。

食べてすぐに何か影響があるわけではありません。

ですが、摂取し続けることで、長い時間をかけて、認知症脳卒中心筋梗塞を引き起こす危険性が示唆されています。

 

●なぜ中毒性があるか

ではそもそもなぜ中毒性があるかということですが、「脳の報酬系」が関わってきます。

お菓子を食べるとおいしくて幸せな気分になりますよね。

この時に脳内ではドーパミンなどの「幸せホルモン」が出て、やる気アップやストレス軽減につながります。

 

しかし、この幸せホルモンには「慣れ」があります。

同じ刺激を続けても働きにくくなってしまします。

例えば、初任給貰った時って嬉しくなかったですか?

おそらく多くの方が嬉しかったと思います。

ですが、1年目の終わりに同じ仕事をして同じ給料をもらっても特に嬉しくないですよね。

これが「慣れ」です。

お菓子を習慣的に食べていても報酬に慣れてきます

そのため、量が増えたり、頻度が増えたりします。

また、ストレスから解放されることを目的にお菓子ばかり食べ過ぎるといったこともあります。

こうした状態をお菓子中毒としています。

では、どう対策していくのが良いか対策を見ていきます。

 

 ●対策

2つご紹介します。

①我慢する

②買いものを控える

①我慢する

一番の近道は我慢です。

根本的に食べないことが中毒脱却への近道です。

「でも脳の栄養はブドウ糖でしょ?」という意見もあると思います。

ただし、ブドウ糖の代わりをしてくれるケトン体という存在もあります。

このケトン体によって脳のエネルギー不足が補われるというわけですね。

ですが、ケトン体は身体の危険信号でもあります。

 

ケトン体だけで人間は生きていけません。

あくまでブドウ糖に関しては補完的に働いてくれているだけです。

過度にブドウ糖の制限をするのは身体にとって危険です。

摂取量をゼロにするのではなく、量や頻度を減らし、疲れた時や食間、頭が働かない

など必要な時にだけ食べるようにしていくことが大切です。

 

また、単純な我慢はストレスになるので、趣味など何か別のことをして気を紛らわせる

こともできると良いですね。

 

②買い物を控える

皆さんは週何回買い物をしますか?

例えば、帰りにコンビニによって夕飯とお菓子を買うなんてことありませんか?

買い物に行くとつい衝動買いをしてしまうのが、人間です。

毎日コンビニによる方は頻度を週2回に減らすとかそういった対応をするだけでも、たくさん買いすぎて食べ過ぎてしまうということを避けられます

いつもより頻度を少し減らすだけでも効果的です。

 

以上、マイルドドラッグについてご紹介しました。

お菓子はおいしいですが、食べ過ぎには注意していきましょう。

 

こちらも参考にしてみるといいかもしれません。

 


 

 


 

 

 

ではでは。