こんにちは。
今回は病院でのコロナウイルス対策が功を奏してきたのかについて考えます。
都市部でも緊急事態宣言が解除されました。
東京では感染者の下げ止まりとなっていますが、ワクチン接種も始まりました。
今後の動向が気になりますが、病院での対策はどうなったのか、動きとしてはどうなのか見ていきます。
●病院での対策
病院での対策は色々なものがありますが、以下のようなものがあります。
・来院時の体温計測、健康チェック
・面会制限
・紫外線消毒装置
・患者のアルコール消毒の徹底
・患者の食事時のパーテーション
・職員の感染対策の徹底
●来院時の体温計測、健康チェック
来院時に自動で検温できる装置が導入されました。
おでこでなく、姿で測れるので朝の順番待ちの行列を作ることなく外来の方を招き入れられるようになり、密を避けることができています。
また、微熱のある方には健康チェックを行い、適宜発熱外来と連携をとっています。
●面会制限
これは一年近くになってきました。
末期がん患者さんを除き、基本的に面会制限となっています。
入院患者さんの認知面や意欲の面から考えるといいことではないので、早く平常には戻って欲しいですが、外からの感染対策にはなっています。
●紫外線消毒装置
出典:ライトストライク|医療機器製品情報|テルモ 医療関係の皆様向け情報
イメージとしてはこのような感じです。
各部門毎週物品を消毒して管理しています。
●患者の手洗い、アルコール消毒の徹底
特にリハビリ時に部屋から出るときは手洗いやアルコール消毒を徹底しています。
基本的にはアルコール消毒なんですが、手荒れがひどい方には手洗いで対応しています。
●患者の食事時のパーテーション
食事時のパーテーションを設置して回リハ病棟や老健で向かい合っての飛沫感染を防ぐようにしています。
時間差で食事などもありましたが、職員への負担もあったのでパーテーションをつけて一斉にとなっていますね。
●職員の感染対策の徹底
マスクやゴーグル、フェイスシールド、ガウン(エプロン)などを徹底して着用しています。
接触時間や吸痰や食事介助の有無で使う物品も分けており、N95マスクも活躍していますね。
●感染者数
当院では昨年末のクラスター以降年明けは感染者が落ち着いていました。
しかし、併設の老健で入所者数名、その約1ヶ月月後に職員で1名、新型コロナウイルス感染者が出ました。
再度クラスターの発生が懸念されましたが、新たな感染者はその後ありませんでした。
昨年末はクラスター発生で大変なことになりましたが、今回は落ち着いたのは何が違うのか考えてみると2点あったと思います。
①早期の隔離、早期の検査
隔離するスピードは上がりました。
部屋の移動が難しい場合でもカーテンを締め切り換気するなど対策が早くなっています。
接触者に対する検査速度も早くなりましたね。
とにかく早く割り出して早く検査してシロかクロか確認していく。
今までの経験があったからですが、早く動くことがクラスターを発生させないために繋がっていると思います。
②職員の感染対策への意識の変化
昨年末のクラスターがかなり職員の意識を変えました。
マスクの付け方、ゴーグルのつける頻度、N95マスクの使用、手洗いや消毒の徹底。
どれをとってもクラスター発生前とは違います。
マスクやゴーグル装着下では濃厚接触者になりません。
昨年末から東京などでは家庭内感染など濃厚接触による感染が増加しました。
家では難しくても、職場ではこの濃厚接触者にならないことこそが感染予防に大切なのかもしれませんね。
変異したウイルスも徐々に広がりを見せています。
今後も引き続き感染対策していきましょう。
ではでは。