こんにちは。
過去記事ではビットコインなど仮想通貨が決済にも使えるようになることに触れていました。
そんな中、日本でも大手QRコード決済の「楽天ペイ」がビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨から決済ができる仕組みを発表しました。
まず、ユーザーは楽天ウォレットの口座を保持している必要があります。楽天ウォレットでは「楽天ウォレット」に現物保有する「ビットコイン(BTC)」「イーサリアム(ETH)」「ビットコインキャッシュ(BCH)」の3種類を取引できます。
この3種類の仮想通貨が楽天ペイにチャージできるようになります。
一か月あたり、最低1000円から最大10万円チャージでき、楽天キャッシュ残高に反映されるそうです。
その後、楽天ペイを使用できるところで保有する仮想通貨を日常の買い物などに利用できるようになります。
楽天ウォレットから日本円に出金する場合は通常数百円の手数料がかかります。ところが、楽天ペイにチャージする場合は手数料無料でチャージできるようです。
また、3月24日までチャージ金額に応じて楽天ポイントを付与するキャンペーンもしているそうです。気になる方はチェックしてみてください。
ここでこの機能自体がお得なのかということなのですが、お得ではないかもしれません。
楽天ウォレットで仮想通貨を取引する際にはスプレッドといって買値と売値の価格差が生じます。
例えば、買う時に販売所が1%高い値段で買い付けを行い、売る時に販売所が1%安い値段で売るとします。そうすると1万円の商品では買う時は10100円かかり、売る時は9900円もらえるとなりますよね。
楽天ウォレットの手数料は無料ですが、この取引手数料のようなスプレッドが必ず絡んできます。この価格差が実質的な手数料です。
ですので、短期的に売買を繰り返し、QRコード決済を行うのはあまりいい方法とは言えません。
仮想通貨で儲けた分をその日のお小遣いとして飲食や買い物に当てたい人には向いているかもしれませんね。長期的にホールドして、含み益を溜め込んでいきたい人にはこのサービスは向いていないと思われます。
しかし、仮想通貨を持っているとコンビニやドラッグストアで買い物をしたり、外食ができる流れが日本国内にもやってきます。
マイクロソフト社のビルゲイツ氏は投資に注意が必要と述べていますし、アメリカのイエレン財務長官は投機的な資産とも述べています。まだまだ安定した資産には至っていない仮想通貨ですが、今後の流れには注目して見ていきたいですね。
資産のバランスを取りながら自分はどうしていくのか決めていきたいですね。
ではでは。