作業療法つぶやきブログ

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現役作業療法士(OT)のブログ。不定期週2回12時更新。カテゴリー一覧はスマホの方はページ下部へどうぞ。

Clubhouseの脆弱性?

こんにちは。

 

皆さんはClubhouse(以下、クラブハウス)使用していますか?

ここ最近メディアで取り上げられて、Twitter上でも勧誘や楽しんだ後の感想がよく見られるようになりました。次の人気SNSとして注目されていますね。

 

そんなクラブハウスですが、情報保護に対する脆弱性が指摘されています。

どういうことなのか見ていきます。

 

2月12日にスタンフォード・インターネット・オブザーバトリー(SIO)の研究者によるとクラブハウスは後方業務の運営の一部を上海に本社を置くAgora(アゴラ) に委託しているそうです。新しい友人の追加やルームの検索といったユーザーの操作の部分はクラブハウスが担っているとされてますが、データトラフィックなどの処理はアゴラが行っているとのことです。

 

更にSIOに指摘されている点では、クラブハウスのユーザーのデータは暗号化されずに送信されているともされています。 研究者によると「クラブハウスIDとチャットルームIDは平文で送信され、アゴラはユーザーの生の音声にアクセスできる可能性が高く、中国政府もアクセスできる可能性があると判断した」とのことです。

暗号化されていないということには少し不安を覚えますよね。また、中国ではリリースされていないとのことですが、中国企業が一部関わっているのは大丈夫でしょうか?

中国では情報統制が厳しいので心配になります。

 

また、クラブハウスの広報担当者によると、身元不明のユーザー1人がこの週末にクラブハウスの音声を三者のウェブサイトに流すことができたと発表したそうです。クラブハウスはこのユーザーによる利用を恒久的に禁止し、対策を導入したとしています。しかし、一部研究者からは全ての会話は録音されていると想定すべきだという声が聞かれているとのことです。

 

クラブハウスに限らず、SNSでは個人情報がすべて安全かどうかについては問題になったことがあります。

フェイスブックでも個人情報を売ろうとしていた疑惑が出たことがあります。また、一部企業に優先的に個人情報に対するアクセス権を与えていたという疑惑が出たこともあります。

多くの方が利用している何年もあるSNSでも個人情報に関してはトラブルが色々あったということですね。

 

うまく付き合えば魅力的なSNSですが、利用する上で個人情報には気を付けていく必要があります。企業側が努力しても悪意ある人間や組織が抜き取っていく可能性もあります。

個人情報はお金にもなる時代です。直接的な情報でなくとも、レシートの内容でどの年代にはどのような商品が求められているのかという情報のマーケティングも行われる時代ですからね。

 

楽しく利用はしていきたいですが、くれぐれも深入りしすぎないように注意していきたいですね。

ではでは。