作業療法つぶやきブログ

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現役作業療法士(OT)のブログ。不定期週2回12時更新。カテゴリー一覧はスマホの方はページ下部へどうぞ。

【お金】森喜朗会長 不適切発言

こんにちは。

 

先日、森喜朗オリンピック委員会会長の「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」などと発言したことが大きな問題となっています。謝罪発言も行われましたが、非常にお粗末なものだったと言わざるを得ません。

ヤフーのアンケートでは9割以上が辞任すべきと答えており、カナダの国際オリンピック委員会(IOC)のヘイリー・ウィッケンハイザー氏は「朝食会のビュッフェで絶対に問い詰めます。東京で会いましょう!」とのコメントを出しました。

国内外から非難が集中しており、今後の動向に注目が集まります。

 

一方でIOCそのものは「森会長は謝罪した。この問題は解決したと考えている」との声明を出しました。総理や官房長官も発言は不適切とした一方、会長人事は大会組織委員会が決めていることで、オリンピック担当大臣には政府の考えを伝えるように指示したというような発言で、辞任については明言を避けています。

日本でのラグビーワールドカップ開催含め、国際社会に幅の効く森会長は必要と言うことでしょうか?

 

東京オリンピックパラリンピックの開催費用は1年延期が決まったことで、総額1兆6440億円となるそうです。昨年の計画時点でも1兆3500億円という金額だったそうですが、3000億近い金額が上乗せされたようです。

すごい金額ですが、オリンピック・パラリンピックが通常開催されれば、十分元がとれる計算で行われていたと思います。ですが、現在は新型コロナウイルス流行にて事態が大きく変わっています。

今までと同じようにチケットが売れるかも分かりませんし、観客も流行前と同じ規模でスタジアムへ入場できるわけではありません。外国人観光客も減少し、大幅に減収となる可能性も出てきています。

 

更に、危惧されるのが、今回の発言や森会長の続投で選手のボイコットが増えないかということです。オリンピック・パラリンピックアスリートたちの祭典です。結局はアスリートがいなければなにもならないということです。

世界中のアスリートが来なければ、観客動員も見込めませんし、減収は避けられません。

 

オリンピック・パラリンピックはアスリートたちが頂点を競う場であると同時に世界最大規模の興行でもあります。大きなお金が動いている以上、この興行は成功させる義務が委員会にはあると思います。

森会長が続投した方が成功するのか、辞任してもらった方が成功するのか、そこについても吟味して話し合ってほしいですね。

   

 

今回のオリンピック・パラリンピックでは女性の参加比率が目標とする40%を超えているそうです。本来であれば、女性も参加できるように国際社会が変わってきている大会でもあります。ここまで変わってこれたのは国際社会の女性をはじめとした色々な方々の頑張りがあったと思います。

その流れをぶち壊さないような素晴らしい祭典になってほしいと思います。

 

オールド・ボーイズ・ネットワーク(男性たちで伝統的な情報などを共有し、女性にそれらの情報を知らせないことで活躍させない)」を断ち切っていきましょう!

 

ではでは。